朝ドラ「カーネーション」糸子の強さ
朝ドラ「カーネーション」(NHK)を毎日観ています。
あまりこのブログで書かないので、気が乗らないのかと思われるかもしれませんが・・・
逆ですね。
安心できる出演者、奥行きのある映像、そしてテンポの良い演出など・・・
最近の朝ドラには珍しく、興味深く、気合を入れて観ています。
だから、逆に感想が書けないような気がしています。
それでも、昨日今日と驚きましたね。
これほどヒロインの嫌な部分が描かれたのは珍しいのではないでしょうか?
単にこちらが嫌な感じを持っただけかもしれませんが・・・。
昨日の髪結いの玉枝(濱田マリ)とのシーン
戦地から戻って人が変わったようになった勘助(尾上寛之)のために、糸子(尾野真千子)が良かれと思ってしたことだけれども・・・
玉枝の言うことが、いちいち理解できましたね。
例え、妬みなどの気持ちが入っていたとしても、ですが・・・。
“人はそんなに強くないこと、勝っているばかりではないこと”
全面的に共感できるのは、歳のせいでしょうか。
人はみんな同じではないわけで、傷つきやすいし・・・
いつも前向きで、元気に突っ走る糸子には、そのあたりの配慮が欠けているように思えたものですが・・・。
このシーンの前・・・
“勝っても負けても良いから、さっさと戦争なんか終わればいいのに”という糸子の独白がありましたね。
そのシーンにもドキッとしたものです。
物怖じしない強さに、危うさも感じたのですが・・・。
これから、この糸子はどのように描かれていくのだろうとの興味も持ちました。
今日の八重子(田丸麻紀)が訪ねてきたシーン
更に驚きました。
いつもの朝ドラのヒロインなら、ここで謝るところです。
例え好意であったとしても、結果が悪かったですからね。
それがほとんど逆ギレのような態度で・・・
優しく気遣いのある八重子が引いていました。
まあ、態度には出さないで悩み、陰ながらさよならの挨拶をするのはヒロインらしかったですが・・・
あのように元気に立ち直らせるのが、また朝ドラのセオリーでしょうね。
そうじゃないと、朝から視聴者は鬱になりますから・・・。
昨日と今日のシーンは、個人的には重たかったのですが、視聴者の立ち位置によって感想がかなり違うのだろうと思いましたね。
話は変わりますが、
先週の次女・直子のエピソードは良かったですね。
糸子の母性が現れていて、ただ仕事々々の人じゃないことが伝わってきました。
このドラマ、丁寧に作っていることがよくわかって、これからも楽しんで観られそうです。
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