朝ドラ「カーネーション」和解と万歳
朝ドラ「カーネーション」を毎日観ています。
昨日今日と感動シーンが続きました。
以前、糸子(尾野真千子)が勘助(尾上寛之)に良かれと思ってしたことが逆効果になり、結局安岡家と絶縁状態になっていましたね。
あの時、逆切れをしてしまう糸子に、恨み言を言いに来た母・玉枝(濱田マリ)やそれを謝りに来た義姉・八重子(田丸麻紀)に同情したものでした。
特に、優しい八重子は糸子の勢いに驚いていましたね。
あの後、八重子は姑や勘助に気を遣う日々だったことが想像できたものです。
昨日は、八重子の夫・泰蔵(須賀貴匡)が出征することになって、八重子がモンペ教室へ・・・
八重子の必死の頼みに、理由を聞かずに、定員オーバーでも受け入れてくれた糸子でした。
糸子と八重子、その和解のシーンに泣けました。
二人っきりにしてくれた縫い子が“グッジョブ”という感じですね。
この縫い子さん、知らない女優さんですが、面白くて印象に残ります。
尾野真千子 を検索
静かに、涙ながらに語り合う糸子と八重子・・・
強気ばかりに見える糸子が、彼女なりに傷ついて、それをずっと抱えてきたことがわかりましたね。
そして、八重子が抱えてきた苦労と夫を送り出す悲しみも・・・。
尾野さんが素晴らしい女優さんだということはわかっていましたが、相対した田丸さんも負けてはいませんでしたね。
これまで、モデルとしてしか認識していなくて、このドラマで名前を観た時は驚いたものです。
丸眼鏡で、よく家族に尽くす、当時の控えめな女性そのものに見えます。
バックの音楽も消えて、映像も演技も印象に残るシーンになりました。
田丸麻紀 を検索
今日は、泰蔵の出征のシーンでしたが・・・
布団の上でそのことを聴いて、何もセリフの無い糸子の父・善作役の小林薫さんが素晴らしかったです。
何も語らなくても、その複雑な思いが伝わってきました。
その善作が最初にかけた“万歳”は、決して言葉に出せない“必ず無事に帰って来い”と聴こえるものでしたね。
戦局がしだいに悪くなって、人々が複雑な思いを感じ始めた頃だとよくわかるシーンでした。
話は変わりますが・・・
駿河太郎さん(糸子の夫・勝役)がゲストの「スタジオパークからこんにちは」を観ました。
何が驚いたかというと、笑福亭鶴瓶さんの息子さんだったことです。
何となく、演劇関係の有名人の息子さんか?などとは思っていたのですが・・・。
とにかく鶴瓶さんの血を引いて、おしゃべりが楽しい人でしたね。
イギリス留学やミュージシャンとしての活動、そして30歳にしての俳優業などを語っていますが、伸び伸びとしていて、それが出来る環境の良さを感じさせました。
大河ドラマ「龍馬伝」(2011年)にも出演していたんですね。
今回のドラマの出番はすでに終わっているとのことで、今後の展開が予想できて、ちょっと辛いところです。
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