「相棒season10」第8話“フォーカス”
「相棒season10」第8話“フォーカス”
テレビ朝日 12月7日放送
相棒 season 9 ブルーレイ BOX【Blu-ray】
オープニングでの通り魔のシーンに驚きました。
今、現実に通り魔事件のニュースが流れています。
それも一人の犯行なのか別の事件なのか、わからないまま、実際に動いている事件・・・
こんなシーンを流してよかったんだろうか、と思ってしまいました。
サブタイトルの“フォーカス”が重要だった回でしたね。
被害者の心情が時間を追ってわかっていくという・・・
真実を追究するために、相変わらずしつこい、細かなことが気になる右京(水谷豊)ならではの事件解決でした。
神戸(及川光博)が最初は被害者に対する嫌悪感があり、事件を追うことで最後は真実を知るわけですが、どの時点からだったのかちょっと気になりました。
それにしても、神戸の死体が苦手(血が苦手?)という設定は有名なところですが、あからさま過ぎて笑ってしまいました。
水谷豊 を検索
ゲストの佐川満男さん、懐かしかったですね。
私たちの世代には、俳優というよりも歌手としてのイメージが大きい人です。
今回、印象的だったのは撮影方法でした。
いつものことなのかどうかはわかりませんが・・・。
捜査一課の3人が、通り魔事件の犯人を旅館?内で取り押えるシーン・・・
かなり長い時間、長回しでカメラが追いかけていましたね。
臨場感たっぷりでしたが、少し長過ぎる気もしました。
それでも、犯人を取り押える時に、三浦(大谷亮介)と芹沢(山中崇史)もまとめて布団で叩いた伊丹(川原和久)、というシーンで終わって、笑いましたが・・・。
犬のおまわりさん << 出演:川原和久
好感度が高い(たぶん?)角田課長(山西惇)の唇のアップには驚かされました。
あまり気持ちが良いものではないものを、あえて狙って出したのかと思いましたが・・・。
被害者と同じ報道カメラマンが、右京たちの質問に答えながら、焼きそばを食べるシーンもそうでしたね。
そのカメラマンに“戦場なら立派な報道写真と言われるのに・・・”などという皮肉も言わせていました。
特命の部屋、チェス台の脇のガラスの下から、二人と角田課長を撮っていて、最後に右京が週刊誌で塞ぐという凝った撮影も印象的でした。
“フォーカスがずれていた”と真実に気がついたシーンでしたね。
画面に背中を向けている佐川さんがなかなか出てこなかったり、ラストの倉庫?のシーンも二人が現れるまでのカメラの移動など、興味深かったです。
一番は、あの飛び降りの写真の前で、それを受け止めようとしているような被害者の手でした。
被害者の思いを理解できなかったため、誤解しての殺人、やはり「相棒」らしい回でした。
脚本の守口悠介さん、名前を知らなかったので調べてみたら、初めての参加だったんですね。
1985年生まれと知って驚きました。
20代半ばで「相棒」のシナリオを書けるなんて、と絶句状態でいます。
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<これまでの感想>
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
<関連記事>
「相棒ten」来週放送開始 2011.10.12.
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