「相棒season10」第10話元日スペシャル“ピエロ”
穏やかで希望に満ちた年となりますように
祈りを込めて・・・
思いを込めて・・・
新年のご挨拶を申し上げます。
皆様にとって、より良い一年でありますよう
心からお祈り申し上げます。
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「相棒season10」第10話元日スペシャル“ピエロ”
テレビ朝日 1月1日放送
久しぶりの「相棒」、それもスペシャル・・・
これもまた「相棒」らしい「相棒」で、正月気分で楽しめました。
始まってすぐは、これで2時間半も持つのだろうかと思ったものです。
“寝台特急カシオペア殺人事件!”(season6・第10話)や“特命係、西へ!”(season8・第10話)のような謎解きとは違っていましたから・・・。
どちらかと言えば、“バベルの塔”(season5・第11話)のようなジャンルですか?
心配は要らなかったですね。
やはりひねりが効いていて、最後までダレないで観られました。
神戸(及川光博)が子どもたちの誘拐事件に巻き込まれてしまって、どのようにして右京(水谷豊)とコンタクトを取って事件を解決するか、というわけですが・・・
神戸が、女性や子どもと関わり合う話は、ファンの間では評判がいいんですよね。
右京と別行動をとることで、存在感が出てくるということもあるようですし・・・。
及川光博 を検索
右京と伊丹(川原和久)のコンビも新鮮でした。
伊丹がなかなか格好よく見えたものです。
公園のボランティアの女性から、何気に怖い顔のことを言われて、こっそり表情を和らげようとしているシーンには笑いました。
神戸がいない間に、彼の高級車GTRがやたら使われていたのもおかしかったですね。
伊丹が、芹沢(山中崇史)と三浦(大谷亮介)との会話(彼女とのデートより、子どもたちの救出)を後ろで聴きながら、ツッコミを入れないどころか差し入れをする・・・という大人な伊丹もいました。
その芹沢が撃たれるというショッキングなシーンがありました。
命に別状は無く、おかげで彼女と過ごせたからと、画像付きメールが伊丹に届いたシーンでホッとさせられましたが・・・。
気の毒なのは伊丹ですね。
確か大晦日を一人で過ごしたくなくて、“事件よ、起きろ!”と言った回もありましたから・・・。
それにしても、芹沢の彼女の顔が出てきたのは初めてではないでしょうか?
まもなく休業?と言われている大橋のぞみちゃん、初めて見ましたが、良かったです。
健気で、賢くて、ちょっと大人びていて・・・。
自然に大人の女優さんになれるような気がしたものです。
右京に実情を知らせるために脱走したのぞみちゃん・・・
警察無線を聴いていない二人の警官(ザブングル)が、爆発物を仕掛けられている神戸たちが閉じ込められた建物に近づいて行った時はスリルがありました。
映像では、あの組対五課の大小コンビが間に合うのかと思わせて、止めたのは戻ってきたのぞみちゃんでしたね。
そのはぐらし方が面白かったですし、何よりのぞみちゃんの佇まいが良かったです。
吉田栄作さんが演じた草壁が首謀者だったはずですが、実は・・・という展開でした。
草壁が途中で亡くなる展開には驚きましたが・・・
理想を掲げてテロに走ろうとしたものの、その甘さをも感じているような役で、印象的でした。
吉田さん、良い歳の重ね方をしてきましたね。
実は、斎藤工さんが演じた速水が首謀者だったわけですが、彼にもまた隠された理由があったわけで・・・
右京が延々と彼の事情、心情を推理し語っています。
速水はピエロのマスクをして自殺しようとしたけれども、思いとどまってマスクを外したのは、その右京の言葉があったからでしょうね。
誰かに理解されていると知ることは、何かを溶かす力になるんですね。
もちろん、右京からは“どんな理由があろうと、罪を犯してはならない”という叱責があります。
ラストで、連行されながら一瞬不貞腐れているようなシーンがありましたが、それは右京の言うことが理解できた上でという気がしました。
右京が読唇術も出来そうなのが新鮮でした。
でも、速水の部屋で違法な捜査をしたり、と相変わらずですね。
刑事部長(片桐竜次)や参事官(小野了)が、今回ばかりは右京の言うままでした。
もちろん、警察庁への対抗意識があってのことですが・・・。
刑事部長の“失敗したら、俺は知らなかったことで・・・”も相変わらずで笑えました。
緊迫した状況の中でも、こんなくすぐりが入るのが楽しいですね。
今回は、スマートフォンやツイッターが大活躍で、警察の捜査の難しさを感じましたし、何よりドラマの作り方が劇的に変わってしまった感がありましたね。
最初のほうでは、「NISSAN×相棒」のCMがありました。
“もし、限界があるとするならば、それは諦めた瞬間でしょう-杉下右京-”
電気自動車LEAFのCMでした。
お正月ならでは、でしたね。
エンターテインメント性がたっぷりだったこの回、難しいことを考えないで、充分楽しませてもらいました。
次回11日は、私立探偵役・高橋克実さんの再登場で、楽しみです。
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<これまでの感想>
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