「相棒season10」第13話“藍よりも青し”
「相棒season10」第13話“藍よりも青し”
テレビ朝日 1月25日放送
右京(水谷豊)と神戸(及川光博)がレストランで食事、という珍しいオープニングでした。
チーズとハムの交換でちょっとしたくすぐりがあって、楽しい展開になりそうでワクワクしたんですが・・・
終わってみたら、何だかあまり印象に残らない回になっていました。
せっかく、梶芽衣子さんの出演を楽しみにしていたんですが、ね。
導入部でひとつの事件が解決して、その後に本筋の事件へというパターンは多いですね。
今回は、鑑識の米沢(六角精児)が忙しさのあまり右京に、ついでに角田課長(山西惇)にも切れるという珍しいシーンがありました。
組対五課の二人にも珍しくセリフがあったりと、最初は楽しかったんですが・・・。
結局、被害者に怨みのある人が多過ぎたんでしょうか?
いつものパターン、ゲストが犯人という結果にならなかったのは良かったと思いますね。
その分、何となく梶さんの印象が薄くなってしまったような気がしますけど・・・。
“クロマー”がカンボジアの草木染のスカーフであることを覚えました。
伝統の草木染が海を越えて繋がっていくかもしれない、という希望のラストはもう少し感動があっても良かったと思いますね。
不法就労者のカンボジア青年を守るために自首した葛巻(梶)に、右京が真相の推理を語るシーン・・・
なぜか“寝台特急カシオペア殺人事件!”(season6・第10話)の長山藍子さんとのシーンを思い出しました。
若き日に爆死した恋人の復讐をしようとした長山さんに、その恋人の残したペンダントを差し出す右京・・・
しみじみとして温かくて、二人の俳優さんの演技が何とも心に残るシーンでした。
水谷さんと梶さんとで、どうしてあんなふうにならなかったのかなあ、とちょっと残念な思いがしましたね。
単にこちらが疲れていただけかもしれませんが・・・。
今回はセリフで説明するシーンが多過ぎたような気がして、何となく「相棒」でなくてもよかったのではないか、と思ったりしたものです。
辛口になってしまいました。
ファンであり過ぎると、要求も大きくなり過ぎるのかもしれません。
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今回の脚本は高橋悠也さんという方、初めて聞く名前かも知れません。
これまでにも担当をしていたら失礼ですが・・・。
右京のセリフ “もうひとつだけ” “ひとつよろしいですか” “どうもありがとう”を連発させていましたね。
複数の脚本家がいて、人物の性格や癖をつなげていくのは大変だなあ、とちょっと思わせられたものです。
ラストの花の里のシーンは、やはり癒されます。
生ハムを茹でる幸子(鈴木杏樹)に、ピンク色の料理・美和子スペシャルの美和子(鈴木砂羽)を思い出しました。
最近砂羽さんのバラエティでの活躍が目立ちますし、こちら宮城県ではseason3“双頭の悪魔”の再放送が2日間(4時間)かけてあり、どっぷりつかってしまいましたから・・・。
美和子が鹿手袋(西村雅彦)を選んでしまう、ファンにはショックな回でしたね。
<これまでの感想>
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<関連記事>
「相棒ten」来週放送開始 2011.10.12.
「相棒」コラボパンを昼食に 2011.12.13.
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