「平清盛」第5回“海賊討伐”
大河ドラマ「平清盛」第5回“海賊討伐”
NHK総合 2月5日放送
今回のハイライトは、高階通憲(阿部サダヲ)が、海賊対策の会議に招かれ、貴族たちを目の前にして批判するシーンでしたね。
阿部サダヲさんが、あの高い声で軽く、でも歯に衣着せぬ言葉で、貴族たちこそ海賊が生んだ元凶であると・・・
何だか、スカッとしたものです。
ただし、その後が気になりましたが・・・。
海賊討伐に出かける清盛(松山ケンイチ)の前に荷車から現れますが、危ないことになって逃げたのかと思いました。
清盛とは、落とし穴以来の顔合わせで、いつも悩んでいる時に現れるようですね。
コミカルでありながら、やはり示唆に富んだ話で導いてくれるということで、この先も清盛の成長に深く関わり合う人物なんでしょうか。
これまでまったく知らなかった人物ですが、調べないままで、これからの楽しみにしています。
高階の言葉を聴いた後では、海賊の討伐に意気揚々と向かう平氏の姿にはちょっと複雑な思いがしました。
民衆の苦しみから生まれた海賊であれば、ただの正義の戦いにはならないはずですから・・・。
オープニングで、忠盛(中井貴一)に第5子・平五郎が誕生していますが・・・
家盛(大東駿介)に名前の由来を聞かれた宗子(和久井映見)が、さらっと“よそに3、4が”と答えたのには笑ってしまいました。
忠盛が困ったような表情をしていましたし・・・。
清盛は相変わらず成長を感じさせずという感じですね。
一人浮いた感じがするのは、私だけでしょうか。
早く王家を牛耳るようになる、大人な清盛にならないかと思ったりするんですが、1年続くドラマですから、ゆっくり描かれていくのはしかたがないところです。
ドラマとはいえ、清盛、源義朝(玉木宏)、佐藤義清(藤木直人)、3人が集まると不思議な感じがしますね。
史実もですが、若手3人組の勢ぞろいと言うことでも・・・。
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着々と出世の道を歩いていくような平氏を前にして、敗北感いっぱいの源為義(小日向文世)ですが・・・
源氏のため、父のため、東国で修行してくると旅立つ義朝・・・
こちらの方が一歩の二歩も大人のようですね。
八幡太郎義家ゆかりの東国と言えば、こちら東北地方です。
義朝はこの後、遠くのこちらまで来たのかと思ったら、何だかしみじみとしてしまいました。
王家のほうは、相変わらずドロドロの状態で・・・
飢饉で人々は飢え、乱れている世の中、崇徳帝(井浦新)へ政治権力を譲ろうとしない鳥羽上皇(三上博史)・・・
恨みの涙目で、白河法皇のせいにしても、さすがにここまで来ると共感はもてないですね。
王家の描写は、清盛が強大な権力を持っていく背景としては必要なものなのでしょうが・・・。
話は逸れますが・・・
ARATAさんは、本名の井浦新さんで活動することになったんですね。
芸名を本名に戻す理由について、2012年6月公開予定の映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』に三島役で出演した際に「三島さんを演じた役者の名前が、アルファベット表記でエンドロールに出ることは好ましくない」と考えたからと述べている。<Wikipediaより>
このドラマの出演者の名前が縦書きだからかと思ったものです。
「風林火山」(2007年)の時は、時代劇には珍しく横書きの紹介で、Gacktさん(上杉謙信)が出演しているためか、と言われていたことを思い出しました。
また、逸れますが・・・
為義役の小日向文世さんが、明朝4:00「ラジオ深夜便」のインタビュー・スペシャル(テーマ:芝居にかけるもの)に出演するようです。
聴きたいので起きられるといいのですが・・・。
<これまでの感想>
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