「平清盛」第8回“宋銭と内大臣”
大河ドラマ「平清盛」第8回“宋銭と内大臣”
NHK総合 2月26日放送
今回から登場したのが、内大臣・藤原頼長を演じる山本耕史さん。
静かな中にも圧倒的な存在感を見せていましたね。
クライマックスの清盛(松山ケンイチ)とのシーンは、忠盛(中井貴一)との対決の方が見応えがあったのではないかと思ってしまいました。
清盛本人が認めた青臭さ、浅はかさとの鮮やかな対比にはなりましたが・・・。
源為義(小日向文世)がオウムを献上しようと訪ねたときに、書物をきちんと重ねる僅かなシーンが、その几帳面な性格を現していて印象的でした。
頼長の聡明で妥協を知らない性格で、どのような改革をしていくのかと思ったら、逆に混沌とした状況になっていくようですね。
頼長という人物を知らないので、調べてみたら、あまりにも波乱がありすぎて・・・
というか、歴史的に語られる人物は、皆そうなんでしょうが・・・
逆に何も知らないで、この先を楽しみたいと思いましたね。
頼長に限らないですが・・・。
そういう意味では・・・
崇徳帝(井浦新)と佐藤義清(藤木直人)のシーンには驚きましたね。
鳥羽上皇(三上博史)の前で歌を詠んだ披露した義清に嫉妬?したシーン・・・
複雑な思いを抱えた崇徳帝が思い余って、ということなんでしょうが、ドキッとしました。
白河法皇(伊東四朗)や鳥羽上皇のようなハッキリとした濡れ場(死語?)じゃなく、綺麗でしたから余計に・・・。
藤木さんの親指の爪の横幅が広くて、自分と同じだ(もちろん、藤木さんの方が綺麗ですが)と思ったものです。
ARATA(井浦新) を検索
藤木直人 を検索
頼長が、“ほんのちょっと自由な商いを見ただけで宋という国を知った気になって”と、清盛を静かに罵倒していましたが・・・
主役の清盛が、そのように、“国を変える”とか“面白いこと”とか、いまだに夢や理想ばかりで、正直観ていて違和感がありますね。
父親になるようですが・・・。
弟・家盛(大東駿介)が、自分の恋をあきらめて、縁談を受けるのは、兄を乗り越える気持ちになったということでしょうか。
家の争い、国の争い、そのどこを切ってドラマにしていくのかと考えてみると、歴史や人物を知らないと面白いですね。
今回は、密貿易をして財を成し、のし上っていく、そういうところを主役側の事情として描いていく、とは大変難しい作業だな、と思ったりしたものです。
ドラマ的には、これまで平氏は悪役の印象がありましたから・・・。
今回は、源義朝(玉木宏)の出番は少しでしたが、留守に押しかけてきたような由良姫(田中麗奈)の高飛車な態度には笑ってしまいました。
清盛・松山さんの“えっ”とか、田中さんのセリフとか、ところどころで現代的になるのが、違和感でもあり、息の抜きどころではありますね。
来週は、松田翔太さんの登場ですね。
贔屓の俳優さんが次々登場するので、楽しみでなりません。
<これまでの感想>
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