斎藤工さんの危機 「メレンゲの気持ち」
今日の「メレンゲの気持ち」(日本テレビ)に若手俳優の斎藤工さんが出演していましたね。
途中から観たのですが、斎藤さんが外国で危険な目にあったエピソードを紹介していました。
パリで、オーデション(舞台かも?)が終わって、服と化粧をそのままに地下鉄に乗っていたら、女性と間違えられて痴漢に遭い、服をビリビリに裂かれてしまったこと・・・
そのまま次のオーデションに行ったら、服を褒められたというオチがありました。
もうひとつが、パリのアパートの隣人のトラブルに巻き込まれたかたちで、その筋の人に丘まで連れて行かれて、自分の墓を掘らせられたこと・・・
パスポートなども投げ込まれ、半分ほど掘ったところで、“ジョークだ”と言われたと、とても笑えないエピソードでした。
話の前にいとうあさこさんがボードで紹介し、“墓穴”を一瞬迷って“はかあな”と読んでいましたが、“ぼけつ”を言い間違えたものと思ったものです。
まさか、本当に“はかあな”を掘るなんて思いませんでしたね。
MCの芦田愛菜ちゃんはもちろん、久本雅美さんやゲストの杉本彩さんたちも驚くエピソードの披露でしたが・・・
騒ぎの中で、斎藤さんは“今は余生のようなもの”とボソッと話していたのが、とても印象的でした。
それを観ていて、ふと、俳優も経験が大きくものをいう仕事なのかもしれないと思いましたね。
今年の「相棒 season10 元日スペシャル“ピエロ”」(テレビ朝日)の犯人役を思い出したからです。
ラスト、仲間二人が自分に全部罪を被せて早々に投降し、一人残された斎藤さんがピエロのマスクをかぶって自殺をしようとするシーン・・・
マスク越しに虚しさとか絶望感とかが伝わってくる気がしたものです。
とても存在感のある俳優さんになっていると思いましたね。
もちろん、ひとつの娯楽作品として、脚本や演出、相対した水谷豊さんや及川光博さんの演技の素晴らしさの相乗効果もあってのことだと思いますが・・・。
「オトコマエ!」(2008、9年・NHK)を観ていた頃には、申し訳ないですが、ただのイケメン俳優の一人ぐらいにしか感じていませんでした。
これからは、注目して観ていきたいですね。
“ピエロ”の感想は、こちらでどうぞ。⇒ 「相棒season10」第10話元日スペシャル“ピエロ”
次のコーナーのバイオリンのパフォーマンスにも驚かされました。
電車踏み切りの信号機音の違いから始まって、「G線上のアリア」の演奏で前川清さん、西城秀樹さん、美輪明宏さん(ほかにも誰だったか?)の歌い方の特徴を捉え過ぎていて・・・
笑う前に、唖然とさせられました。
バイオリンの技術があって、軽々とあの自由自在な演奏が出来るのだと、プロの技を見せつけられた気がしましたね。
それにしても、クラシックとポピュラーと大衆芸と、今はその間の壁が簡単に(あくまで見た目です)乗り越えられるものなのだ、と思い知らされたものです。
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