「相棒season10」第14話“悪友”
「相棒season10」第14話“悪友”
テレビ朝日 2月1日放送
今回も、誰も死なないストーリーで、気分よく観られました。
今シーズンは、昨年は重たい話の連続で、お正月からはエンターテインメントに徹した話と極端に分かれましたね。
それと、再登場のキャラクターが多いことも特徴ですね。
今回は、season8・第17話“怪しい隣人”の穴掘り3人組の登場でした。
犯罪者には違いなかったのですが、根は人がよさそうな、その間抜けさ加減が何とも愛すべきキャラクターでした。
ラストで、“出所したら、3人で会社を作ろう”とつぶやいた言葉の続きでしたが・・・
当時は、これに続きがあるとは考えもしなかったでしょうね。
作る側も、観る側も・・・。
当時の感想は、こちらでどうぞ。⇒ 「相棒season8」第17話“怪しい隣人”
相棒 season 8 DVD-BOX 2 *第17話“怪しい隣人”収録
3人がそれぞれに、より個性的に動いていました。
喫茶店“くすの樹”のマスターになっている池谷役の三宅弘城さんは、マーロウ役の高橋克実さんに良く似た俳優さんだなと、そのうるさい言動を見ながら思ったものです。
奥村役の金井勇太さんが良かったですね。
いろいろな意味でモテモテですが・・・
かつての仲間に対してもそうですが、華やかに見えるIT企業社長の唯一の友だちという設定で、終始その優しさがよく伝わってきて、しみじみと感動してしまいました。
彼の佇まいだけで、社長の孤独が表現されていましたからね。
正直、最後の右京(水谷豊)の謎解きまで、まったくわけがわからないまま観入っていました。
疲れていて頭が回らなかったと言い訳しておきますが・・・。
粉飾決算で拘留中のIT企業社長と、3年前の麻薬取引現場から消えた3億円とがどのように結びつくのか、その間で3人の役目がどうなっているのか・・・
喫茶店に何となくわざとらしくいる女社長とか・・・。
喫茶店のパート、実は中国語の通訳だった女性(小柳友貴美)に行き着くまで、まったくわかりませんでしたね。
こういう時でも、小ネタは楽しめます。
神戸(及川光博)と反対方向に歩き出す右京のシーンは、水谷さんの素である方向音痴を遊んだのでしょうね。
オープニング、内村刑事部長(片桐竜次)が特命の二人に個人的な依頼をするシーンがあったようですが、つい観逃してしまって残念でした。
珍しく中園参事官(小野了)との息が合わなかったようですから・・・。
及川光博 を検索
“花の里”のシーン、幸子(鈴木杏樹)のヒントで事件が解決するわけですが・・・
やはり、幸子はたまき(益戸育江)同様に癒しとヒントの人のようです。
それにおっちょこちょい(というよりも天然)も加わっていますが・・・。
捜査一課の3人も登場させたり、角田課長(山西惇)の麻薬取引現場への格好いい突入シーンがあったり、とサービスも満点でした。
ラストシーン、結局また元に戻ってしまった3人が右京に相談・・・
“ぼくたちは終わりですか?”“どうすれば・・・”
“コツコツやることですね”
ここで伊丹(川原和久)が割って入って・・・
“おいこらっ!いい加減行くぞ!”
ここで、例の感傷的な音楽がパタッと止まったのには大笑いをしてしまいました。
おまけに、右京と神戸も“コツコツやることにしましょう”と笑顔で、和ませてくれましたね。
水谷豊 を検索
通訳役の小柳友貴美さんは、旧芸名が小柳みゆきさんですよね。
すぐわかりました。
「欽ドン!良い子悪い子普通の子」(1981~83年・フジテレビ)の“悪いOL”役で有名でしたが・・・
その後、2時間ドラマなどの脇役で観かけていましたが、正直そんなに大役を観たことはありませんでした。
なので、今回の役は他人事ながら良かったなあと思ったものです。
やはりコツコツやってくるものですね。
<これまでの感想>
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話
<関連記事>
「相棒ten」来週放送開始 2011.10.12.
「相棒」コラボパンを昼食に 2011.12.13.
相棒 を検索
« 「平清盛」第4回“殿上の闇討ち” | トップページ | 「平清盛」第5回“海賊討伐” »
「ドラマ「相棒season10」」カテゴリの記事
- 「相棒season10」最終回スペシャル“罪と罰”(2012.03.22)
- 「相棒season10」第18話“守るべきもの”(2012.03.08)
- 「相棒season10」第17話“陣川、父親になる”(2012.03.01)
- 「相棒season10」第16話“宣誓”(2012.02.16)
- 「相棒season10」第15話“アンテナ”(2012.02.09)