「平清盛」第10回“義清散る”
大河ドラマ「平清盛」第10回“義清散る”
NHK総合 3月11日放送
このところ、週替わりに主役登場するという感じですね。
今回は、佐藤義清(藤木直人)でした。
正直、史実を知らないで観ているので、驚きの展開ですね。
特に、今回は西行が誕生するエピソードですから・・・。
義清が待賢門院璋子(檀れい)の首を絞めたりしますが、璋子のためとか王家のためとか言いながら結局嫉妬だったり・・・
本人も“人を想う気持ち”とは、結局自分のためだったと語っていますが・・・。
璋子がただの人形じゃなく、ひとりの女性、妻や母に変貌する感じはよかったですが・・・。
檀れい を検索
璋子と鳥羽上皇(三上博史)が“水仙”の描写で、今でもお互いを想い合っていることがわかるシーンの後・・・
藤原頼長(山本耕史)が上皇の前で義清を糾弾しようとしたときの、罪を問わない上皇の冷たい言葉に、二人はもう終わりかとこちらは(清盛も)思ったのですが・・・
義清に言わせると“逆に、愛しく思うから、自分を罰しない”との解釈なんですね。
複雑すぎて、こちらはあっけにとられることが多い回でした。
藤木直人 を検索
特に、帰宅後に幼い娘を足蹴にするシーンには“えっ!”と声が出てしまいました。
庭の桜の下で穏やかな表情を見せる妻と娘、そして父に花びらを差し出す娘・・・何とも和ませるきれいなシーンだったので余計にですね。
その後に、清盛の前で歌を詠い、出家する決意を語り、髪を切りますが・・・
個人的には、唐突すぎて、入り込めませんでしたね。
人の機微に疎いのかもしれませんが・・・。
映像の美しさには感動しました。
このドラマの映像は好きですね。
美術もですが、撮影とか色彩とか、気に入っています。
このところ清盛が脇に回っている感じがして、存在感が薄いですね。
いろいろな人と出会って、そこから学んで成長していくということでしょうか。
今回は、山本耕史さん、國村隼さん、松田翔太さん、中井貴一さんなど、もったいないくらいにわずかずつの出演でした。
でもそれぞれに大事な登場シーンなわけで、こちらの記憶を次につなげておくのは大変ですね。
贅沢な悩みかもしれませんが・・・。
松山ケンイチ を検索
今朝方、「ラジオ深夜便」では國村隼さんへのインタビュー番組がありました。
藤原忠実の役作りや撮影の様子などを語ってくれています。
藤原摂関家の今後、忠実の立場なども語っていて、役に入り込んで深く勉強をしていることがよくわかるトークでした。
布団の中でうつらうつら状態で聴いていたのですが、さすがだなあ、と思いましたね。
明日の朝にも続きがあります。
<追記>2012.3.14.
「ラジオ深夜便」公式サイトで、インタビューを聴くことができます。
ただし、4月9日までです。
⇒ 「ラジオ深夜便」インタビュー・スペシャル“役者としての存在感”
國村隼 を検索
<これまでの感想>
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その時歴史が動いたー乱世の英雄編ー::「平清盛 早すぎた革新」 ~平氏政権誕生の...
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