「最後から二番目の恋」が楽しい
ドラマ「最後から二番目の恋」(フジテレビ)を、毎回楽しんでいます。
面白すぎて、逆に感想が書けないほどですね。
昨夜も、千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)の酔っぱらってキスしたことからの“フユミって誰?”とか・・・
母娘(美保純・佐津川愛美)からモテモテのはずの和平が“踏み台”にされていた?とか・・・
笑いどころがいっぱいでした。
細かいことまで言うと、一条さん(織本順吉)のサーフィンボードを持った後ろ姿で、“まさか?”と思わせて、頼まれて持っていただけというフェイントなどもありましたね。
それにしても、千明と和平の息の合った口げんかシーンを観ていると、小泉さんと中井さんの俳優としての凄さを感じます。
特に中井さんは大河ドラマ「平清盛」の平忠盛役もありますし・・・。
中井さんは、父親の佐田啓二さんを早くに亡くし、確か家計のために俳優の道へ進んだ(あくまで当時の噂です)と長い間信じていました。
それだけに、このところの圧倒的な存在感には嬉しくてならないですね。
軽い役も重い役も、持ち前の生真面目さでこなしていっている様子が素敵です。
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面白いばかりじゃないですね。
千明の誕生日を祝うシーンで、和平が語る誕生日にお祝いすることの二つの意味・・・
ひとつは、“あなたがこの世に誕生したこと”
もうひとつは、“今あなたが元気で生きていること”
そして、“ろうそくの数は、これまであなたが頑張ってきた証し”には参りました。
正直、“もうひとつは・・・”の後には、一瞬、故淀川長治さんの言葉が出てくるのでは、と思ってしまいました。
淀川さんはいつも“誕生日は、産んでくれた母親に感謝する日”と語っていたと言われています。
このシーンには合わないですけどね。
脚本が岡田惠和さん。
「無理な恋愛」(2008年・フジテレビ)は好きなドラマでした。
岡田さん、「ちゅらさん」(2001年・NHK)などのように、楽しさの中にちょっとシリアスが入るのがお得意なのでしょうか。
今回も真平(坂口憲二)の病気がありますね。
真平が病院の検査をためらっているという回がありましたが、その気持ちがよくわかって切なかったです。
祈るような気持ちで結果を待って、問題が無くても、また次の検査日におびえてしまう、その繰り返しですから・・・。
このあたりは経験者なら胸に来る話なのです。
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このドラマ、千明と女ともだちとの会話がリアルで、同世代の女性には身につまされるらしいですね。
それより下の世代には大うけらしいですが・・・。
とうに千明の世代を通り過ぎたこちらには、楽しくて仕方がないですね。
結末への興味よりは、それぞれの会話が楽しいドラマなので、ずっと続けてほしいと思ってしまいます。
来週が最終回です。
なんだか、今から残念でなりません。
Kyon30 なんてったって30年!
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