「最後から二番目の恋」また、いつかどこかで
ドラマ「最後から二番目の恋」(フジテレビ)の最終話も楽しかったですね。
たいていのドラマは、最終話ひとつ前が面白さのピークと言われているようですが、これは本当に最後まで楽しかったです。
いつもどおりの千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)。
ヤンキーポイントにお地蔵さん顔、しばらく顔を合わせないように合意したはずがすぐ“会っちゃった”、とタイトル前から飛ばしに飛ばした掛け合いシーン・・・
その後も、神社を後にしての千明のペンギン歩きシーンなど、怒涛のような二人の掛け合いに笑ってばかりいました。
だからこそ、真平(坂口憲二)と知美(佐津川愛美)に、それぞれに別れを切り出した話をするシーンはしみじみとしていましたね。
大人の分別を見せながら、自分を見つめ直し反省し、お互いに素直に気持ちを打ち明けていました。
典子(飯島直子)夫婦のすったもんだが解決した後ということもありますが、何とも良い感じでした。
“モテキ終了”でしたね。
壬生義士伝
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真平と知美への別れを告げるシーンが無音だったのも良かったですね。
“失恋させてくれて有難う。失恋も恋愛のうちだよね”と言える真平・・・
“好きでいることを断られるのはおかしい。自分のことは自分で決めます”と知美・・・
若い二人も魅力的でした。
千明の恋愛話が終わり、本来の自分たちの会話(墓問題など)に戻る女ともだち・・・
仕事に目覚め、前向きな万里子(内田有紀)は、双子である真平に病気のことで自信を与えますね。
なぜか彼女の言葉は信じられそうな気がします。
ばかもの
どこを向いても、みんな楽しそうで・・・
ドラマですから、都合が良く仕上がっているとわかっていても、こんなに気持ちの良いドラマは久しぶりです。
ラストの千明のモノローグがしみじみとさせて、ドラマのタイトルの意味を明かしていました。
“寂しさを埋めるための恋はやめよう。
ちゃんと生きていることが一番大事なんだ。
人生って、自分の未来に恋することなのかもしれない。
これから誰かと恋をするとしたら、それを最後の恋と思うのはやめよう。
次の恋は、最後から二番目の恋だ。
そのほうが、人生はファンキーだ”
結局、最後の最後まで二人は掛け合いをしながら、さらっとお互いに好意を告白していたのが何とも良かったですね。
Kyon30 なんてったって30年!
愛しあってるかい!
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ドラマの中で撮影していた作品のタイトルが「まだ恋は終わらない」・・・
「まだ恋は始まらない」(1995年・フジテレビ)を思い出して調べてみたら、脚本(岡田惠和)も主演の二人も同じでした。
草なぎ剛さんが出演したことで覚えていただけだったので、改めてその洒落を楽しみましたね。
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