「アダモより愛をこめて」を聴く
昨夜は、久しぶりにラジオでアダモの「雪が降る」を聴きました。
震災以来、常にテレビかラジオを点けっ放しでいます。
耳鳴りをまぎらすために、一晩中ラジオを点けたままでいるのは、昔からですが・・・。
「雪が降る」をリクエストした人のコメントが、“50年ぶりに・・・”とのことで、“まさか”と思ったものです。
“そんな昔であるはずがない”と思って調べてみたら、本当に50年前(1963年発表)の曲で驚きました。
思い出せば、私がアダモに夢中になったのはそのだいぶ後でした。
それでも、もう40年近くにはなります。
まだ東北新幹線が通っていなかった頃、夜行で東京のコンサートに行き、また夜行でとんぼ返りをしてそのまま職場へ・・・。
今は、その情熱や体力が信じられないですね。
アダモのすべて
懐かしくて、久しぶりにレコードを引っ張り出して聴いてみました。
当時一番のお気に入りだったのが、「アダモより愛をこめて」で、全曲日本語で歌ったものです。
はるか昔に卒業したつもりでいたんですが、奇跡的に当時の感覚で聴くことが出来ました。
錯覚かもしれないし、無理やりかもしれませんが・・・。
巻き舌っぽい日本語が、やはり良いですね。
アダモのしゃがれた声でのフランス語は、どうしてもくぐもって聴こえます。
難聴気味の私だけかもしれませんが・・・。
それが、日本語だと声に開放感があるんですね。
アダモのたくさんのアルバムの中でも、飛び抜けて素晴らしいものだと改めて思いました。
「アダモより愛をこめて」のCDがないかどうか、ネット上で探してみたんですが、廃盤になっているようです。
販売サイトなのかファンサイトなのかはわかりませんが、紹介文がぴったりハマっていて、納得させられましたね。
“これまでCD化されていなかったことが信じられない72年の日本語アルバム(1994年発売)。
シャンソンだのフレンチ・ポップスだのというジャンルを超えて、極東の島国の寂しい住民たちの湿った心の緩んだ琴線に触れまくった異国の歌手アダモの魅力の秘密がここにはある。
<収録曲>
愛の忘却
遠い夢の中で
ヘイ・ジュテーム
微笑みの人(自由)
明日は月の上で
おさげの少女
行けよ、僕の船
いとしのローズ
ひとつぶの涙
ヌー
夜のメロディー
雪が降る
COLEZO!::アダモ
EMIプレミアム・ツイン・ベスト::サン・トワ・マミー~アダモ・ベスト
« 「平清盛」第11回“もののけの涙” | トップページ | 「相棒season10」最終回スペシャル“罪と罰” »
「 音楽」カテゴリの記事
- アンディ・ウィリアムスの「ソリティア」を聴く(2022.11.01)
- 【闘病日記 35】真夜中、吉田拓郎さんの歌から(2021.04.05)
- お正月、SMAPの「世界に一つだけの花」を聴く(2019.01.03)
- SONGSスペシャル「吉田拓郎~風のように・・・なんて考えた事があったなぁー~」(2017.01.06)
- ボブ・ディランと「アヒルと鴨のコインロッカー」(2016.10.14)