「平清盛」第16回“さらば父上”
大河ドラマ「平清盛」第16回“さらば父上”
NHK総合 4月22日放送
サブタイトルから予想したよりも静かな感じで忠盛(中井貴一)は去っていきましたね。
宗子(和久井映見)への感謝のシーン、ラストの清盛(松山ケンイチ)との幻の交流シーン・・・
それぞれに平穏な想いが溢れ、愁嘆場を無くしたことで、逆に良かったんではないでしょうか。
ここまでの功労者・中井さんの去り際としても良かったですね。
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“何のために武士は今の世に生きているのか”
忠盛の長年の想いが、清盛の“摂関家と院清盛の争いに参加するべきではない”という一言で答えが出る・・・
“武士の世を作るため”
なかなか良い展開でしたね。
そして、忠盛の遺言で平氏が一応結束して清盛が棟梁になる展開がスムーズでした。
それに比べて源氏の為義(小日向文世)と義朝(玉木宏)の確執は激しくなるばかりで・・・
このあたりが平氏に大きく出遅れる理由なのでしょう。
でも、歴史的には後々源氏が勝利するわけですが・・・。
現代にいると、この辺を俯瞰で見られてなかなか面白いですね。
義朝の妻・由良(田中麗奈)が父子の間で苦悩していますが、これまでの高飛車だった彼女とはだいぶ違って、清盛の妻・時子(深田恭子)と同様に個性が埋没した感じはします。
ドラマの流れ的には観やすいことは確かですが・・・。
麒麟の翼~劇場版・新参者~ << 田中麗奈・中井貴一 出演
悩める義朝が常盤(武井咲)の前に突然現れたように思えてちょっと驚きました。
この出会いがないと、また別のドラマが始まりませんが、地理的なこととか、簡単に入れる場所なの?とか思ったりして・・・。
そんなことを言い出せば、安芸(広島県)とか東国とかの距離を考えたら、ドラマになりませんね。
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清盛が安芸守となり、やっと嚴島神社が出てきて、これから本格的に物語のスケールが大きくなるのかもしれません。
社司として温水洋一さんが出てきたのには驚きましたが・・・。
これから、清盛の偉業が描かれていくんですよね。
伝説がどのように描かれていくのか、争い事よりそちらのほうに興味が沸きます。
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