「平清盛」第17話“平氏の棟梁”
大河ドラマ「平清盛」第17回“平氏の棟梁”
NHK総合 4月29日放送
清盛(松山ケンイチ)が平氏の棟梁になって、忠盛(中井貴一)がいた席に座ったとき・・・
一瞬、松山さんの顔が中井さんの顔に見えましたね。
でも、そうそう人間変われるわけではなく、舞い上がった感じで時子(深田恭子)にまで恥をかかせたりして・・・
まだまだ続くんでしょうかね、未熟な清盛の描写は・・・。
さすがに服装は小ざっぱりしましたね。
先日の「ザ・今夜はヒストリー 平清盛スペシャル~平治の乱~」(TBS)を観たせいで、つい、大人になって聡明で冷静な策略家を期待してしまいます。
描き方は違っていても、のちの偉業を考えれば、このままでいくとは思えませんが・・・。
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忠盛がしっかりと遺言を残したおかげで、一応平氏は一枚岩になったようですが・・・
源氏のほうは逆に骨肉の争いになっています。
出生のことがあっても、結局大事に育てられた清盛を中心にした話よりも、こちらのほうがよりリアルな感じがしますね。
最後まで立派に清盛に引き継いで逝った忠盛と違って、義朝(玉木宏)の強さを恐れる源為義(小日向文世)の小者感が胸に来ます。
小日向さんがいいですね。
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義朝の妻・由良(田中麗奈)も父子の争いのとばっちりを受けてしまって、あれだけ勝気だったのに、今はその面影もありません。
義朝が常盤(武井咲)のほうへ行ってしまって、息子の鬼武者(のちの頼朝)は寂しそうな母親を見てしまっているわけで・・・
これでは、のちの頼朝と義経の争いもしかたがないかなと思わせられたものです。
時子の弟・時忠(森田剛)は、平氏一門の中でもちょっと異端児ですね。
姉の子に入れ知恵をしていたかと思うと、姉の想いを清盛に伝えて、姉思いの人間であることは確かなようです。
“平家にあらずんば人にあらず”と言ったのはこの人物のようですね。
要注意人物として、今後どのような動きを見せるのか、興味があります。
金閣寺 THE TEMPLE OF THE GOLDEN PAVILION << 宮本亜門演出、森田剛主演
ラストの歌会のシーンで、清盛は朝廷の面々に対しても、一族に対しても、何より時子に対して面目を保った感じですね。
型破りで、らしいと言えばらしいんですが、このように少しずつ存在感を出してくるんでしょうか。
今回の崇徳帝(井浦新)と雅仁親王(松田翔太)のシーンは、個人的にはほとんど目の保養という感じで観てしまいました。
次回は朝廷でも大きな展開があるようですね。
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