「平清盛」第19回“鳥羽院の遺言”
大河ドラマ「平清盛」第19回“鳥羽院の遺言”
NHK総合 5月13日放送
結構夢中になって観入っていました。
後白河天皇(松田翔太)即位による鳥羽院(三上博史)と崇徳院(井浦新)の決定的な対立・・・
藤原摂関家でも朝廷でも微妙な立場になっている頼長(山本耕史)・・・
源氏では義朝(玉木宏)と為義(小日向文世)との決裂・・・
と、あちらこちらで対立構造が激化して、緊迫感がいっぱいですね。
一応、結束している平氏でも、朝廷のどちらに味方するかを迫られて、清盛(松山ケンイチ)は悩んでいますが・・・。
主要人物のアップがやたら多く感じたのは気のせいでしょうか。
俳優の演技力が試されているようで、漂う緊迫感を楽しめました。
松山さんもやっと仲間に入った感があったんですが・・・。
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時子(深田恭子)の妹・滋子(成海璃子)が登場しましたね。
こちらもかなり意思の強い女性のようですが、時子や由良(田中麗奈)のように、そのうち男臭い世界の中に埋没してしまいそうで、ちょっと心配です。
常盤役の武井咲さんも目立たない感じになってしまいました。
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そんな中、美福門院得子役の松雪泰子さんの存在感はさすがですね。
かつて策略を持って崇徳院を追い落としたのに、重病の鳥羽院との和解を訴えてきます。
この間に様々なことがあってということですが、結局鳥羽院への愛情が感じられた展開でした。
あんなに白河院(伊東四朗)の陰におびえ、崇徳院への仕打ちへの後悔に苦しんだ鳥羽院ですが、結局愛されていた人じゃないか、などと思ったものです。
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三上さん、最後の出演回でしたね。
先日の「ラジオ深夜便」のインタビューで、"演技が暑苦しいと思う人もいるでしょうが・・・"と苦笑いをしていましたが、個人的にはその迫力のある熱演に魅せられました。
「ラジオ深夜便」公式サイトで、三上さんのインタビューを聴くことが出来ます。
ただし、6月11日までです。
こちらをどうぞ。⇒ オトナの生き方 演じることと生きること
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鳥羽院に忠誠を誓うための誓紙を書くのをためらい、あくまでも崇徳院との和解を画策していた清盛ですが・・・
散々悩み迷った上で鳥羽院の臨終に駆け付けた崇徳院、その前に立ちはだかったシーンには驚きましたね。
"えっ、まさか、まさか"と、声が出そうになったものです。
確かに、信西(阿部サダヲ)の言う"守るべきもの"、それを後押ししたような時子の何気ない日常の幸せな一言があったからでしょうが・・・。
やっと、清盛が前面に出てきた感じがしたことは確かです。
主人公だからといって、常に清く正しく前向きでなくてもいいんじゃないですかね。
なぜか突然のように、「風林火山」(2007年)で内野聖陽さんが演じた山本勘助を思い出していました。
決して善だけの人ではなく、泥臭くて、でも個性的で魅力的な人物に描かれていたという記憶があります。
それにしても、信西の存在感が凄くて・・・ちょっと立場が悪くなってきた頼長とは対象的ですね。
阿部さんと山本さん、それに頼長の父・忠実役の國村隼さんの演技にはワクワクしています。
悲劇を一身に背負ったような崇徳院の井浦さんには同情するばかりです。
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ずっと気になっているのは、終盤の大事なシーンには現代的なピアノ曲が流れるんですね。
個人的には、そこで気がそがれてしまいます。
来週は、保元の乱に突入するようです。
恥ずかしいことに、名前しか知らない戦いですが、各人の思惑が入り乱れてどのように展開されていくのか楽しみですね。
決して戦いが好きなわけではありません。
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