「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」第5話
「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」第5話
“医者から近くて遠い存在”
フジテレビ系列 5月8日放送
新見(斎藤工)の指示ミスなのに、研修医・谷口(桐山漣)を経由して結局看護師のミスに・・・
最初から、医者と看護師の間にある“広くて深い川”が表現されていて、ドキドキして観入ってしまいました。
昔、ある程度の規模の病院に勤めていたことがあり、見聞きしていた光景がありましたから・・・。
医者でも看護師(当時は看護婦)でもなかったため、逆に冷静に見ていられたものです。
これはドラマですが、いまだにこうなんでしょうか?
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カンファレンスに看護師が参加できていないことにも驚きました。
大学病院だからですか?
紺野(草なぎ剛)の提案を、即却下した佐伯教授(松平健)のシーン・・・
“高度な医療技術を議論するところだから、同じレベルで参加できない。
日常の患者の世話はナースに任せる。
同じ土俵に立つ必要が無い。”
説得力がありすぎて、逆に怖かったです。
任侠ヘルパー << 草なぎ剛×松平健
めげずに紺野が提案したドクター・ナース・カンファレンスに参加したのは、沢村(水川あさみ)、下田(八乙女光)に森下(田辺誠一)、そして看護師長・相沢(真飛聖)と二人の看護師・・・
予想されたメンバーですが、そこにたどり着くまでが面白かったですね。
指導医師の新見に対等に渡り合えてしまう、それどころかやり込めてしまう沢村に“オトコマエ!”と思いましたし、相沢とその娘のエピソードも自然に繋がって良かったです。
参加する下田が谷口に言った一言“広くて深くても、川は渡らなくては・・・”
彼も紺野の影響を受けて、確実に変わってきていますね。
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仕事と娘のことで悩みながら、それでも前進しようとする相沢が描かれていたのも印象的でした。
実際に、医者と看護師の間に立って難題を抱えながらも、毅然として仕事をする人たちを見てきましたから・・・。
それにしても、真飛聖さん、いつものキリッとした印象と違う、髪をといた時の女性らしい美しさに驚きました。
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一見可愛げがない11歳の娘(大出菜々子)の心情の細やかな変化も伝わってきました。
父親の再婚のこと、母親を恋しく思う気持ち、子供なりに重たい事実を背負っているところに、紺野たちと付き合い、母親の働く姿をまざまざと見せられたわけですからね。
娘が紺野と沢村と鍋を囲むシーン・・・ついCMを思い出して、ニヤリとしましたが・・・。
“綺麗ごとをやめて本音を言ったら・・・本音って受け止めるの覚悟がいるけど”
大人として対応する沢村、やっぱりカッコいいですね。
“そうやって割り切れるほど、大人になる必要なんてないと思うよ”
仕方がないという娘に語りかける紺野、やはり思いやりがあって優しいですね。
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いろいろなエピソードが丁寧に描かれていて、シーンごとにしみじみしたものです。
今回も、印象的なセリフが多かったですね。
もっとも強く残ったのは、紺野が相沢に言った言葉・・・
“仕方ないな、であきらめようとは僕思わないよ。状況は変わらなくても、自分は変われるから・・・”
これには、年甲斐もなく、泣けそうになりました。
すず(ミムラ)のほうにも、別な展開が始まっていますね。
紺野とは真逆な青年のことが気になるようですが、体調にも異変が起きて・・・と、ドラマとしては盛り過ぎのような気がします。
来週は、大変な展開になるようですし・・・。
前回の、第4話 「医者として僕はそこに線を引く」が、個人的にはいまだに尾を引いています。
どこに線を引くか?・・・“たとえ自己満足であっても、自分で考えて線を引けばいいのだ”
今更ながら、とても気が楽になりましたね。
ミムラの絵本散歩
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