「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」第7話
「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」第7話
“医者としてでなく人として僕は・・・”
フジテレビ系列 5月22日放送
何ともしみじみとした回でしたね。
ドラマが恋愛モード展開となると苦手なのですが、今回は一人一人の心情が細やかに描かれていて、演じる俳優さんの表情がまた素敵で、ついつい感情移入をして観てしまいました。
紺野(草なぎ剛)の理解者になり励ますまでになっている沢村(水川あさみ)の存在も素敵ですが、いったん別れを切り出したすず(ミムラ)にプロポーズするラストは、ホッとさせられたものです。
必死に声を出そうとし、“病気の自分ではなく、普通の自分を見てほしかった。・・・”と切々と訴えるシーンには泣かされました。
それほどに、たおやかさいっぱいのミムラさんが素敵でした。
朝ドラ「梅ちゃん先生」の役とはまた違いますね。
そういえば、平岳大さんはどこへ行ってしまったのでしょう?
天国からのエール スタンダード・エディション
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紺野の腕を組んだところを見られてしまった沢村が、そのことを後ろめたく思っている・・・
そこから続くシーンも印象的でしたね。
紺野が借りたぽん酢やお茶を返すたびに“こんな時に!”といちいち反応する沢村・・・
その空気が読めない紺野・・・。
カラのお茶入れやコーヒーの瓶を見つめる沢村のシーンは、「僕と彼女と彼女の生きる道」(2004年・フジテレビ系)で、一晩中鍋の焦げを取っている小雪さんを思い出しました。
セリフは無くても、その心情が伝わってくるシーンでしたから・・・。
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すずとの関係が考えられた、足の不自由な青年・林田(阿部力)に恋人がいた展開には、ちょっと驚かされました。
すずと林田には、障害を持つことでの共感する思いがあったということでしょうね。
林田が横断歩道の前で立ち止まるシーンが2回ありましたが、私自身も経験があるので、その表現しようとしていることがわかりました。
林田が、健常者との間に線が引いてあると言い、紺野がそれに対して自分の引いた線は超えられると・・・
すずの手話“すべてを受け入れる”から、二人ともに踏み出すことにしたのが素敵でした。
ゴーストライターホテル
ここから余談になりますが・・・
教授(松平健)が“売上”と言ったのには違和感があり、あまりいい感じはしませんでした。
昔々、公立の病院に事務員として勤めていた時には“診療報酬”としか言ってなかったですね。
その売り上げのためにベッドの回転を速める(早めに退院させる)ことは確かでしょうね。
大学病院という特殊なところということもあるでしょうが・・・。
私も、大学病院に2か月半の入院後、起き上れて五日ほどで退院させられたことがあります。
家ではほとんど寝たきり状態で、毎日少しずつ歩いて普通の生活を取り戻すのに1年ぐらいかかりました。
横断歩道を小走りで渡れるようになったのは、そのずっと後でしたね。
新見(斎藤工)の言動が酷過ぎて、あれは無いでしょうと思ったものですが・・・
ありましたね。
眼科医に“あなたはいついつ死ぬと言ってほしいのですか?”と言われたことがあります。
脳腫瘍が疑われた時でした。
あの時の、窓辺のコーヒー茶碗(先生が飲む)から上がっている湯気をいまだに忘れられないですね。
あれ以来、神経質なまでに医者との会話を一言一句注意するようになりました。
病気との、病院との付き合いが長くなるといろいろな医者がいますし、いろいろなことがあります。
明日泣く
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