「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」第8話
「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」第8話
“医者と患者が向き合うことの意味”
フジテレビ系列 5月29日放送
今回のゲストは竜雷太さん。
ということで、「Dr.コトー診療所」(2003年・フジテレビ)の代議士役と同じような展開かと思ったものです。
担当となる下田(八乙女光)がメインとも言えて、紺野(草なぎ剛)は控えめでしたね。
頑固な伊達(竜雷太)が、素直に検査に応じるきっかけになるという役目はありましたが・・・。
シーン的にはちょっとやり過ぎ感がありましたけど、結果オーライのようでした。
患者に寄り添うという下田の成長が見られた回でした。
ドラマが進むたびに確実に成長してきているんだな、と思わせられたものです。
伊達が死ぬのが怖いと下田にすがって泣くシーンにはジーンときました。
歳をとると、頑固になっても強くはいられない、ということがよくわかる年代ですから・・・。
今回は、完全に年寄り目線で観てしまっていました。
伊達の歳をとると何もできなくなる、宇宙飛行士になりたかったという話に、紺野が希望的反論をするシーン・・・
“天国って宇宙の手前にあるんですかね”
笑い話になりましたが、結構きついですね。
年寄りがやはりみんなの前では強がってしまう、強がらざるを得ない、その寂しさが何とも切なかったです。
特に術前検査に向かう廊下のシーンでは、紺野も下田も伊達も笑顔でしたから・・・。
そのままホッとさせて終わるのかと思ったのですが・・・
クレジットが流れる間に事態は一変しましたね。
その上、予告編がまた凄くて、今回の印象が一気に消えてしまいました。
佐伯教授(松平健)と伊達の関係は、ただ鬱陶しい恩師というだけではなく、もっと深いところにあったようですね。
すず(ミムラ)の病状も深刻になってきているようです。
考えてみれば、放送も8回を超えているわけで、ドラマ的にクライマックスを迎える時期でした。
最初の頃の紺野のどこかついていけない感じから、共感を覚えるようになってゆったり観ていたのですが、それも急展開を迎えて、何だか別のドラマになっていくようにさえ感じてしまいました。
始まってすぐは、沢村(水川あさみ)の切なさ全開でしたね。
同棲を始めた紺野とすず、それを見ているだけでも切ないのに、弁当や食事まで差し入れてもらうことに快く受け入れる沢村・・・
紺野の部屋で飲み会をすることになって、看護師長(真飛聖)の一言“言いようのない敗北感”に笑わせてもらい、そこだけはちょっとホッとしましたが・・・。
そんな沢村が、知り得た重大なことを森下(田辺誠一)と話すシーンを見ていると、やはり医者として一流を目指す彼女が一番のような気がしましたね。
水川あさみ を検索
<これまでの感想>
僕と花 / サカナクション <主題歌>
NHK DVD::NHKスペシャル 東京スカイツリー 世界最難関への挑戦
冬のサクラ DVD-BOX
草ナギ剛 を検索
« 芦川いづみさん「キネマ旬報」インタビュー | トップページ | 「平清盛」第22回“勝利の代償” »
「テレビ雑感」カテゴリの記事
- 朝ドラ「ブギウギ」に感動中!(2023.12.07)
- 【闘病日記 64】NHK「エマージェンシーコール」を観て(2023.11.06)
- 「あまちゃん」再々放送が終わって(2023.10.03)
- 【闘病日記 61】それでも私はあきらめない(2023.05.10)
- 朝ドラ「あまちゃん」再々放送中(2023.04.08)