「平清盛」第24回“清盛の大一番”
大河ドラマ「平清盛」第24回“清盛の大一番”
NHK総合 6月17日放送
何だか主役の清盛(松山ケンイチ)に急に存在感が出てきましたね。
保元の乱で、叔父・忠正(豊原功補)たちを斬るという修羅場をくぐったせいでしょうか。
まるで別人のようです。
明るくて、こちらの方がいいですけど・・・。
信西(阿部サダヲ)に従いながら、実は駆け引きにも長けてきていて、互角に立ち回っているように見えます。
自信に溢れていますよね。
鎮西での租税の取り立てのシーンなど、策略家であることも見せています。
怪しげな仲間を使っての脅しのようなやり方は、何だか痛快で、「風林火山」(2007年)の山本勘助(内野聖陽)を思い出してしまいました。
そう言えば、結構あくどい事をしているのに、憎めなかったですからね。
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清盛の場合、財力があることで、次々に朝廷の重要な仕事をさせられて、一族が出世していくわけですが・・・
源氏は対照的ですね。
立場の落差があるだけに、ラスト近くでの清盛と義朝(玉木宏)のシーンは印象的でした。
それにしても、清盛は黒の装束、義朝が赤で、綺麗でしたね。
これまで画面が汚いとか批判が多かったようですが、二人の最近までの汚い格好が嘘みたいで、見とれてしまいました。
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相撲節会のシーンも珍しいものでした。
あんな風に相撲を取っていたんですね。
それに、最初のシーンで崇徳上皇(井浦新)が流罪となって讃岐へ向かうシーンがありました。
気の毒にと囁く声が聞こえていましたが、当時の民衆はあんな風にわりと自然に見送ったりできたようですね。
偉い人が通る時に頭を下げて顔を見ないようにするというやり方は、ずっと後の江戸時代になってからのようです。
たまたま最近そういうものを読んで、なるほどと思ったりしたものです。
この時代の、まったく知らない行事や風習などが見られて新鮮ですね。
清盛が、鎮西で見たお茶(紅茶?)と茶器を後白河天皇(松田翔太)に献上していますが・・・
あの茶器を高く上げてそそぐシーンを2度も見せられて、つい「相棒」(テレビ朝日)の杉下右京(水谷豊)を連想したのは私だけでしょうか。
今回から、清盛の長男・重盛役で窪田正孝さんが登場しました。
注目の俳優さんが次々登場してくるので楽しみです。
それにしても、 婚礼途中で中止の申し出をされた経子(高橋愛)ですが、動じることなく、当時の女性は肝が据わっていて凄いと改めて思わせられました。
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藤原師光役の加藤虎ノ介さんは、これまでは大勢の俳優さんに隠れて、目立たない役(その他大勢)なのかなと思っていたのですが・・・
今回、それもちょっと違う気がして調べてみたところ、結構重要な役でした。
このドラマの脚本は、朝ドラ「ちりとてちん」(2007、8年)に加藤さんを推薦した藤本有紀さんでしたね。
あの当時、「スタジオパークからこんにちは」で、藤本さんの手紙に号泣した加藤さんを思い出したものです。
今回も力を入れて書いてくれていそうで(贔屓かもしれませんが)、何だか良かったなあと思えて、楽しみがまた増えました。
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