「平清盛」第28回“友の子、友の妻”
大河ドラマ「平清盛」第28回“友の子、友の妻”
NHK総合 7月15日放送
戦後処理の静かな、清盛(松山ケンイチ)にとっては苦渋の決断が重なった回でしたね。
考えてみれば、清盛が違った決断をしていたら歴史が変わっていた、そんなとても重要な回でした。
清盛と頼朝(中川大志)の2度の対面シーン・・・
頼朝が凛として健気で良かったですね。
清盛が常に無表情でいたことが、よけいにまだ幼さが残る頼朝を引き立てていたようです。
あのいつも悩んで叫び、暴れてばかりいたような清盛が、ここまで来たのか、という思いにさせられました。
中川大志さん、真っ直ぐに素敵な大人の俳優さんになれるといいですね。
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清盛が頼朝に義朝(玉木宏)を重ねてしまうシーンは良かったですね。
同じ武士の世を目指しながら、敵対して滅びてしまった義朝・・・
結局、武勇だけでは無い、知略の部分が勝負の分かれ目だった、そうと思うと義朝が哀れですね。
裏切りに合った義朝が鎌田正清(趙珉和)と刺し違えて死ぬシーンには驚きました。
雪が舞って綺麗な舞台にはなっていましたが・・・。
無念さが際立っていましたが、考えてみれば、歴史はそれを繰り返してきたんですよね。
本によると、義朝は入浴中に襲われて、正清はその前に討たれて死んでいたようです。
そういうことは知らなかった方が良かった気がします。
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鬼若(青木崇高)が生まれたばかりの牛若にすでに逢っている設定など面白いですね。
やはり、あまり事前に勉強しない方がより楽しめるような気がしてきました。
それでも登場人物が多くて、そのたびに調べないと混乱していますが・・・。
平宗盛が同じ年頃の頼朝(沙汰を待っている)に悪口を言っているシーンは、あきらかに二人の違いが出ていました。
宗盛の人となり、その後を事前に知っていたもので、なるほどと思ってしまったものです。
下調べが必要かどうか、これからも悩みそうです。
今回は、後白河上皇の松田翔太さんが久しぶりに存在感を見せました。
謀反を起こした藤原信頼(塚地武雅)と藤原成親(吉沢悠)への手のひらを返すような対応にはゾッとしました。
本人は楽しそうに演じているように見えてくるから不思議です。
これからも上皇の出番は続くでしょうから、個人的には楽しみですね。
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常盤御前の武井咲さんも綺麗で凛とした母親役で目立ちました。
まだ10代ということが驚きです。
先が長いですから、あまりCMやら何やら出過ぎない方が良いような気がします。
余計なお世話ですが・・・。
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オープニングのクレジットを見ていなかったので、頼朝の処分で西光(加藤虎ノ介)が突然のように出てきてびっくりしました。
いずれ出てくるとは知っていましたが・・・。
信西(阿部サダヲ)の信奉者でしたが、驚くほど強気でしたね。
ラストで、頼朝の伊豆行のお供で塚本高史さんが出てきたのにも驚かされました。
次から次へと出てくる俳優さんたち、知ってはいても、改めて大河ドラマって贅沢だなと思ったものです。
楽しいですけど・・・。
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公式サイトのレイアウトがかなり変わっていました。
もう第3期に入ったんですか。
清盛が入道姿でつるつる頭ですし、義経役は神木隆之介さんになっていて、これもまた楽しみです。
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