「平清盛」第29回“滋子の婚礼”
大河ドラマ「平清盛」第29回“滋子の婚礼”
NHK総合 7月22日放送
平清盛(松山ケンイチ)が武士として初めて公卿となって・・・
きらびやかな映像になりましたね。
延々と続いたあのほこりっぽい映像は、ここで目を見張らせるためにあったようにさえ思わせます。
清盛の出世を見届けたように家貞(中村梅雀)が静かに亡くなりますが・・・
唐果物が食べたくて宋との交易をさかんに進めてきたと告白しながら、“欲こそが力の源であり、欲のために生きて死んだ者たちの思いを背負って生きろ”と清盛に語るシーンはしみじみともし、訴えかけるものがありましたね。
これまでに、本当にたくさんの人たちが思いがかなわず道半ばという感じで亡くなりましたから・・・。
その意味でも、家貞にしても、美福門院得子(松雪泰子)にしても、思いを遂げて静かに亡くなっていったという描かれ方が印象的でした。
今回は、何と言っても、後白河上皇(松田翔太)と滋子(成海璃子)のエピソードがメインですね。
松田さんの出番が多くて、単純に嬉しかったですね。
赤い衣装が何とも似合います。
上皇とは言え異端児という役が役ですから、何とも楽しそうに(清盛へのいらだちさえも)演じているように見えます。
同じ異端児でも清盛の方は一足先に立派になってしまいましたが・・・。
松田翔太 を検索
これから強い関係が続く清盛と後白河上皇の間で、重要な役割になるのが清盛の義妹・滋子なんですね。
ちょっと学習してみましたから・・・。
ドラマ的には、滋子はしっかりと自分を主張できる女性に描かれていて気持ちが良かったです。
あの髪型が気になっていたんですが、史実でも天然パーマだったんでしょうか。
巻き髪を直そうとする騒ぎはコメディシーンのようで、久しぶりにこのドラマで和みました。
咲くやこの花
最初は反対していた清盛が一計を案じて・・・
婚礼に、滋子が宋風の衣装や髪型で現れるシーンは意外性もあり、綺麗でもあり、素敵な映像でした。
平家の繁栄とともに、しばらくは雅やかな映像が観られるんでしょうね。
松山ケンイチ を検索
<これまでの感想>
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回
第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回
第21回 第22回 第23回 第24回 第25回 第26回 第27回 第28回
<関連記事>
大河ドラマ「平清盛」の影響で・・・ 2012.6.16.
その時歴史が動いたー乱世の英雄編ー::「平清盛 早すぎた革新」 ~平氏政権誕生の...
平清盛 NHK を検索
« 「平清盛」第28回“友の子、友の妻” | トップページ | イチロー選手、ヤンキースへ移籍 »
「大河ドラマ「平清盛」」カテゴリの記事
- 「平清盛」最終回“遊びをせんとや生まれけむ”(2012.12.24)
- 「平清盛」第49回“双六が終わるとき”(2012.12.17)
- 「平清盛」第48回“幻の都”(2012.12.10)
- 「平清盛」第47回“宿命の敗北”(2012.12.03)
- 「平清盛」第46回“;頼朝挙兵”(2012.11.26)