「新選組血風録」辻本祐樹さんの殺陣
「新選組血風録」第11回“菊一文字”(NHK)を観ました。
沖田総司を演じた辻本祐樹さんの殺陣が素晴らしいと評判の回でしたから・・・。
以前に評判を聞いていて、ぜひ観たいものだとここに書いたら、わざわざ知らせてくれた方がいました。
辻本さんのファンで、その熱意が伝わってきて、より期待が高まったものです。
土方(永井大)との真剣の勝負と、ラストの浪士との対決が問題のシーンでした。
迫力とスピード感、美しさもあり、その見事な立ち回りに観入ってしまいました。
つい、どうやって撮影したんだろう、演技をつけてもらったんだろう、と余計なことを考えてしまうのは、長いこと映画を観続けてきた癖のようなものですね。
テレビの枠に収まるように殺陣をするのは大変だと聞きますから・・・。
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正直を言えば、戦いのシーンは苦手なのです。
テレビの狭い枠の中で、刀や弓矢や銃が飛び交うと、傷みを感じますね。
だから、最初の方で、沖田・土方・近藤勇(宅間孝行)の刀が3本並んだシーンにはゾッとしたものです。
ほとんど暗闇の中、輝く刀が浮かび上がったりと撮影も凝っていましたし・・・。
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このドラマで、辻本さんのファンになった若い人が多いらしいですね。
なるほどと思いました。
隊士としてのキリッとした佇まい、醸し出される優しさから、誰にも愛されているさまもそうでしょうが、お悠(寺島咲)とのシーンなど、初々しくて切ないですものね。
さすがに私ぐらいの年代になると、ちょっと引いて観ていられますが・・・。
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殺陣のシーンを除いて、一番印象的だったのは、土方と真剣で戦って負けた後のシーンでした。
刀が重く感じることで、死が近づいていること、死ぬのが怖いと思っていることを打ち明ける沖田・・・
このあたりは、ある年代になって、病気を抱えている身には結構ズシンと来るものです。
まして、若くしてそれを感じなければならない身は切ないですね。
素晴らしい刀と美しい女性がまぶしすぎる、というセリフは泣かせます。
それにしても、二人の間(ま)がとてもいいなあと思えたシーンでした。
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このドラマ、3回ほどしか観ていないのですが・・・
観る前は、殺伐として暗く、ひたすら破滅に向っていくストーリーなのだろう、というイメージを持っていました。
司馬遼太郎の原作も読んでいませんし、大河ドラマ「新選組!」(2004年)も観ていなかったですから・・・。
ラストのナレーションと吉田拓郎さんのテーマ曲のせいなのか、たまたま観た回がそうなのか、不思議に清々しく、明日への希望が見えてくるような終わり方をする印象を持ちましたね。
思いがけず、加藤虎ノ介さんを観られたのも嬉しかったです。
午後の天気 [吉田拓郎] << 主題歌「慕情」収録
余談ですが・・・
この第11回の放送は22日(日)のはずでしたが、こちらでは高校野球の中継のために無くなってしまいました。
昨日の放送を知ったのは、「NHKネットクラブ」のおかげです。
広く知られているサービスなんでしょうか。
会員登録をして、キーワード登録をすると、関連番組の放送日などをメールで知らせてくれます。
1年有効で、更新も出来ます。
忘れた頃に知らせがあったりして、結構便利ですね。
以前は土曜ドラマ「ハゲタカ」(2007年)で利用していましたが、今は「今夜は生でさだまさし」が不定期なので利用しています。
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「遺留捜査」&辻本祐樹さん 2012.7.13.
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新選組血風録より 菊一文字 [ 立川談志 ] ← 落語?講談?と思ったら、朗読のようです。
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