「平清盛」第33回“清盛、五十の宴”
大河ドラマ「平清盛」第33回“清盛、五十の宴”
NHK総合 8月26日放送
全体としては、すべて清盛(松山ケンイチ)の意のままになり、平家の余裕を感じさせる静かな展開の回でしたね。
ラストに清盛が倒れるという、それを覆しかねないような事態になりますが・・・。
まずは、後白河上皇(松田翔太)の服装がこれまでの着た切り雀状態?だった赤から黒に変わったことが印象的でした。
滋子(成海璃子)と雛壇に並ぶシーンは本当にお雛様みたいでしたね。
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そのうちに、今回はやたらに踊りのシーンが続いていることに注意が向いてしまいました。
モノ好きにも、録画したものをもう一度調べてみたんですが・・・
乙前(松田聖子)の前で踊る後白河上皇・・・
上皇の前、突然の雨の中でも踊る滋子・・・
清盛の五十の賀の宴で、熊野踊りの忠度(ムロツヨシ)・・・
同じく、藤原摂関家の基房(細川茂樹)と兼実(相島一之)兄弟・・・
同じく、重盛(窪田正孝)宗盛(石黒英雄)兄弟・・・
そして、至福の踊りで夕日を再び昇らせる伝説を作る清盛・・・
全部違う踊りなわけで、振付師は大変だ、とドラマ作りの裏側を想像するのも楽しみのひとつです。
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ラストまで静かな展開だったわりには、以仁(柿澤勇人)の訴えを平家の力を利用して一蹴する滋子のしたたかさとか、藤原家の兄弟の貴族特有の厭らしさとか、裏が見えて面白かったですね。
特に細川さんと相島さんは、役にはまり過ぎていて笑えました。
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それにしても、清盛の弟の忠度まで現れて、もう誰が兄弟なのか親子なのかワケがわからなくなりました。
そのあたりはあいまいにして楽しむしかないですね。
忠度の登場に、一族それぞれの面白おかしい紹介がてらの和やかな会話に、平家の全盛を感じさせましたね。
良いときって、本当に何でも良くなるんだと、観ていて本気で思ってしまったこちらに笑ってしまいましたが・・・。
忠度役のムロツヨシさん、先日の「ボクらの時代」(フジテレビ)で初めて知ったばかりだったので、今回の登場には驚かされました。
山田孝之さん、綾野剛さんとの対談でしたが、二人の兄貴分のような感じの俳優さんでしたね。
いつの間にか常盤御前(武井咲)が他に嫁いでいるし、源頼政(宇梶剛士)が家来として突然出てくるし・・・こちらがその経緯を忘れているだけかもしれませんが・・・驚かされました。
牛若丸が清盛を父親と思っているシーンでは、突然のように金屏風の前で清盛と義経が語り合っているシーンを思い出したのですが、あれは大河ドラマ「義経」(2005年)のワンシーンでしたね。
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<追記>
今後登場する新メンバーが発表されたようです。
辻本祐樹さんが、清盛の五男・重衡役で出演するんですね。
9月16日から登場のようですが、どんな役かわからないのでちょっと勉強するつもりです。
とても楽しみです。
そのほかに千葉雄大さんが高倉天皇、二階堂ふみさんが清盛の娘・徳子役のようです。
二人とも知らない若手俳優さんですが、二階堂さんは確か映画「ヒミズ」でヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)を受賞した、というニュースは聞きました。
こちらも楽しみですね。
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