「平清盛」第34回“白河院の伝言”
大河ドラマ「平清盛」第34回“白河院の伝言”
NHK総合 9月2日放送
清盛(松山ケンイチ)が熱病で危篤状態になり、その影響は大きいものでしたね。
朝廷はもちろん、伊豆の頼朝(岡田将生)や北条時政(遠藤憲一)まで、とあっという間に広がっていきます。
一枚岩の結束だったはずの平家も、重盛(窪田正孝)と宗盛(石黒英雄)の間に微妙な空気が流れるようになったり・・・
問題を起こすのはいつも時子(深田恭子)の弟・時忠(森田剛)ですね。
例の“平家にあらずんば人にあらず”と言った人物で、平家の中でも異端児風で、登場するたびにハラハラさせます。
森田さん、胡散臭さいっぱいで、楽しそうですけど・・・。
深田さんも、夢見る夢子さん状態だった頃とうって変わって、非常事態にもビクともしない貫録を示すようになっていて、観やすいです。
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今回は、主役清盛の大事ということで、回想シーンがかなりを占めていましたね。
白河法皇(伊東四朗)を筆頭に、忠盛(中井貴一)、舞子(吹石一恵)、璋子(檀れい)、それに義朝(玉木宏)の顔を見られました。
舞子が忠盛や赤ん坊の清盛を守るために法皇に斬りつけ、全身に矢を受けて亡くなるシーン・・・予想通り出てきて、正視できませんでしたが・・・。
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清盛が夢の中で白河法皇と対峙するシーン・・・
サブタイトルの“白河院の伝言”はどれのことか、よくわかりませんでした。
“(清盛のやっていることは)院の政治と同じ。やはり同じもののけ”
“昇り切ったその果てに何が見えるか、サイコロを振ってワシに追いつけばわかる”
それに対して、違いを語り、追い越してみせると・・・。
その追い越してみせると言った先には後白河上皇(松田翔太)が泥まみれで立っていましたね。
対立していたはずの上皇は清盛の生還を喜び、涙を流しています。
このところの状況で、ちょっと違和感があったことはあったんですが、好敵手の復活ということで素直に観られました。
清盛の目にも涙があり、一瞬二人ともに素直な表情になり、つい若いなあと思ってしまったことは確かです。
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清盛が、上皇にまだまだ双六遊びは続くと語っていますが・・・
先週の踊りのシーンに代わり、今回はサイコロのシーンが多くて印象的でした。
そう言えば、回想の中で白河法皇が語った、意のままにならないもの“賀茂河の水、双六の賽、山法師”が清盛の不在中?にもありましたね。
これも法皇の伝言ですか。
ラストで、北条政子(杏)が本格的に登場して、何とも清々しい気分になりました。
このところ、男性陣に何となくウエットな感じがしていましたからね。
杏さん、キャピキャピしていない落ち着き、それでいておおらかでオトコマエな感じが素敵です。
本人がそのまま出てきたように感じたものです。
「ぐるナイ」(日本テレビ)を楽しみに観ています。
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ますます食えない感じの細川茂樹さん(藤原基房)、赤い衣装が印象的な加藤虎ノ介さん(西光)、存在感を見せ始めた窪田正孝さん(重盛)・・・
大勢の出演者の中でも、今回は特に印象に残った俳優さんたちでした。
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