「平清盛」第49回“双六が終わるとき”
大河ドラマ「平清盛」第49回“双六が終わるとき”
NHK総合 12月16日放送
とうとう、あと1回というところまで来ましたね。
亡くなる高倉上皇(千葉雄大)と后の徳子(二階堂ふみ)とのしみじみとしたシーンがありました。
いろいろ言われた今年の大河ドラマですが、若い俳優さんたちにきちんと見せ場があることにいつも感動してます。
成長のようなものが見えますし・・・。
時子役の深田恭子さんなど、過去のシーンなどが出てくると、その変貌ぶりがよくわかります。
どこか不思議ちゃんキャラで浮いて見えていたのに、今はしっとりとしていますから・・・。
ただし、メイクが若すぎますけどね。
それにしても、堀河局(りよう)がここで現れるとは意外でした。
何か深い意味があるのかと思ったのですが、西行(藤木直人)との歌合せだけにということでしょうか。
美男美女だった二人の今の姿は、時の流れを感じさせますね。
西行から、頼朝(岡田将生)の街づくりの話を聞く清盛(松山ケンイチ)。
武士の世を目指した清盛の回想シーンと、鎌倉で頼朝、義経(神木隆之介)、弁慶(青木崇高)、そして政子(杏)が語り合うシーンを交互に移される映像は印象的でした。
一方は過去、一方はこれからという希望に溢れた、対照的なシーンでしたね。
何より、今回のハイライトは久しぶりの後白河法皇(松田翔太)の登場でしょう。
最後の双六勝負に、回想シーンがいっぱいでした。
清盛の手にはシミがいっぱい、法皇の顔もさすがに老いを感じさせていました。
法皇がずっと年下なのかと思ったら、9歳だけだったんですね。
清盛が勝負に勝ち、“朝廷に力はなく、武士同士が覇権を争う世だ“と去っていきますが、その清盛が亡くなった後も法皇は活躍しているようです。
最終回が近いので、回想シーンが多いですが、こうしてみると、やはり松山さんは凄いと思いました。
たとえ視聴率が悪くて、散々なことを言われようとも、やりきった感はあるでしょうね。
素晴らしいと思っています。
来週が最終回。
予告編に、弁慶の立往生シーンがあって驚きました。
清盛の没後、どこまで描くのでしょうか。
サラッとだとは思いますが・・・。
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