「スタジオパークからこんにちは」吉田羊さん
吉田羊さんがゲスト出演した「スタジオパークからこんにちは」(3日・NHK)を観ました。
何と言っても、朝ドラ「純と愛」で大注目した女優さんですから・・・。
吉田さんが出ているから、キツイなあと思いつつ、毎朝テレビに向かっているわけです。
何だか、まともなのは吉田さんが演じている桐野富士子だけ、そう思って観ているのは私だけでしょうか。
桐野はクールな美人ですが、吉田さんはそれと又違って美人ですね。
溌剌として表情が豊かだし、柔らかだけどテキパキとした物言い、何より聡明さが伝わってきて、終始気持ちの良いインタビュー番組になっていました。
どんな質問にも打てば響く感じで、時にはユーモアを交えて即答していましたね。
“不幸な女性役が似合う”と言われるのは、木村多江さんだけではなかったんですね、初耳でした。
撮影の合間の、社長役の舘ひろしさんとのツーショット写真が紹介されましたが、足には白いレッグウォーマー・・・
脚フェチの舘さんから見たいのにと言われたことを語り、なぜと問う司会者に“風邪などをひかないため、冷え症にならないための予防”と答える吉田さん。
その即答、そのプロ意識に、思わず“カッコいいなあ”と思ったものです。
小劇場の舞台に出ている頃のバイトについても語っていました。
葬儀場のセレモニースタッフ、引っ越し屋の梱包係など、何よりホテルでのバンケットコンパニオンを10年以上勤めたというのは驚かされました。
それが今、生きているわけで、女優という仕事に無駄なことはひとつもないんですね。
最後から二番目の恋 DVD-BOX
*第2話~第6話に出演
現在こちら(仙台)で再放送中ですが、初めて気がつきました。
相棒 season9 DVD-BOX I(6枚組)
*第9話“予兆”に出演
気がつかなかったので、録画したものを観直すのが楽しみです。
自分のことを、間髪を入れず“自信のない目立ちたがりや”と表現した吉田さん、それだけでも聡明さがわかりました。
相手のことを考えすぎたりして、人と付き合う自信がないので、会社勤めは無理・・・。
そうして、何となく憧れていた芝居のオーディションを受けて合格、それも大役。
“私、結構物事って必然で進んでいくんじゃないかなと、思っているんですね”
なので、決まったのは必然的にそういうタイミングだと思ったとのこと・・・。
この言葉に圧倒されましたね。
夢中だった初舞台を終えた時、楽しかったと語っています。
“ずっと目が泳いでいた”という友人の言葉を紹介して笑いを誘っていましたが・・・。
カーテンコールのスポットライトが気持ち良くて、この世界でやっていこうと思い、その時のライトの熱をぼんやり憶えているそうです。
自分の居場所を見つけた、そんな幸せな瞬間だったのでしょうね。
三谷幸喜さんに憧れていて、手紙を出したりしたようです。
実現したのが「国民の映画」(2011年)で、その映像が紹介されましたが、伸び伸び、堂々として見えました。
歌も歌っていましたが、そうすると、先日「純と愛」のロビーウェディングのシーンで、ハレルヤを歌っていたのは本物だったんでしょうか。
三谷さんからオファーが来た時は泣いたそうですが、今回の三谷さんからのメッセージにも涙ぐんでいましたね。
三谷さんから毎日メールがあった話になり、その中で“ダメだし”のほかに“良しだし”という言葉がありました。
私の聞き違いでなければ、初めて聞いた業界用語(でしょうね)でした。
三谷さんのメッセージの中に“横顔の美しさは世界に通用する”とあり、吉田さんはおどけてカメラに横顔を見せてくれました。
本当にその通りだと思いましたね。
その後に見せた涙に感動しました。
三谷さん、全編吉田さんの横顔だけの作品を作りたいそうです。
聡明さと神経の細やかさと、そして積み重ねてきたことでの自信、毅然とした女優根性が見えたインタビューでしたね。
番組の最後には、趣味で集めた古い着物を紹介していました。
着物に帽子をかぶったりするようで、どこまでも魅力的な女優さんだなと思ったものです。
吉田さんが想像以上に素敵だったので、長々と書いてしまいました。
やはり朝ドラ「純と愛」を観るのをやめるわけにはいきません。
この頃は、何だか話がブレれているような気がして、重たさが消えて観やすくはなっているんですが・・・。
テーマ曲の歌声さえ耳障りな感じがして、鬱陶しく(すみません)感じていたところです。
それにしても、番組内で紹介された今週のシーンが凄くて、驚かされました。
桐野が豹変していました。
ペンダントを引きちぎり、髪をほどき、ドスのきいたような声で社長に詰め寄っていましたね。
昔の因縁が明らかになるということでしょうか。
やはり観ないわけにはいきません。
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