宮藤官九郎著「きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)」音読中
現在、宮藤官九郎さんの「きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)」(太田出版)を読んでいます。
数年前から声が出にくくなり、リハビリがてら本の音読をしているのですが・・・
目の前に積読している本の中から、この本を選んだのは、宮藤さんが同郷であるという理由が大きいですね。
一応小説と言っていますが、ほとんど実話のような気がします。
白鳥が来る以外に、特に何かがあるわけではない小さな町(あくまで私がいた当時の印象です)・・・。
今読んでいるところは、そこから抜け出そうと必死になっている高校時代のエピソードが綴られています。
宮藤さんが通った高校はエリート校として知られていましたが、校風が相当にバンカラ(死語?)というか、ほとんど上級生の集団いじめのようで驚かされました。
高校名は漢字を変えただけなのですぐわかりましたが、友人が通った“藤高”とはどこなのでしょうね。
一番思いつくのはあまり競争率が激しくない(あくまで昔の話)私の母校のような気がしています。
この本、読みやすいですが、声に出すには恥ずかしいような内容や文章が多いですね。
最近読んでいたのは曽野綾子さんや松尾芭蕉・与謝蕪村関連の本でしたから、180度転換したようなものです。
でも、早朝の6時ですから、誰に遠慮もいらない情況で、リハビリに励んでいます。
そのリハビリも効果のほどがわからなくなっています。
今朝は、あまりにおかしくて読み続けることが出来ませんでした。
音読を始めてかなりの年月が経っていますが、笑えたのは初めてです。
それも声が出て、どうしても先を続けることが出来ません。
まあ、そういう本を選んでしまったんですが・・・。
最後は、無理をしないで、そういう情況を楽しみました。
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たけし軍団に入りたいという夢があり、理不尽な高校からも(たぶん、あの町からも)抜け出したくて、もがいていた日々・・・
尊敬する高田文夫さんの番組のオーディションに、友人たちと出演することになります。
練りに練ったコントを紹介する、そのオーディションでのドタバタ、収拾がつかないその状況が哀しくもおかしくて、笑いが止まりませんでした。
右往左往しているのに、畳み掛ける文章の面白さにも参りました。
この後、どのような展開が待っているのかはわかりませんが、楽しみたいと思っています。
朝からニヤニヤして読書、というのもいいかもしれません。
毎朝、10分ずつのリハビリですから、道は遠いですが・・・。
でも、意外にこうして積読の本がはけていくものですね。
<追記>2012.12.23.
やはり、音読用にはならないようです。
宮藤さんだって、そのように利用されるとは思いもしなかったでしょうし・・・。
というわけで、この本に限り無音の読書としました。
別に、あわてて報告することも無かったのですが、読み進めていくと、つくづく音読には適さないと思ったものですから・・・。
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