「八重の桜」第1回“ならぬことはならぬ”
大河ドラマ「八重の桜」第1回“ならぬことはならぬ”
NHK総合 1月6日放送
八重の桜(前編)
アメリカの南北戦争から始まるとは思いませんでしたね。
わけもわからず入り込んでしまった感じはありました。
それもわりとシーンが長かったので、結構お金を使っているなあ、と下世話なことを考えながらですが・・・。
結局、戊辰戦争を描くため、それもそこで活躍する八重(成人後・綾瀬はるか)を初回から出すためだったような気がしたのは、うがった見方でしょうか。
少女役の子(鈴木梨央)も健気で可愛かったですけども・・・。
会津にとって悲劇に終わる戊辰戦争から始まったわけですが、終始意外に明るい音楽が流れていて、“それだけではないのだ(悲劇だけでは終わらないのだ)”と思わせて、良い感じでした。
この一年、どのように描かれていくのかわかりませんが、あくまで戊辰戦争を乗り越えた後に焦点が置かれていくような気がしています。
正直、ノンストップの75分は長かったですね。
それでも、終始、会津人の気質や信念を視聴者に強く植え付けるような回でした。
会津人の八重や人々をこの一年観続けてもらうために基本的で重要なことですよね。
会津の方言は、同じ東北人にはわかりやすいですが、他の地域の人たちはどうなのでしょう。
そこがちょっと心配ですね。
思いがけず、八代藩主・松平容敬役の中村梅之助さんのセリフに藩祖・保科正之の名が出てきて、ちょっと嬉しかったですね。
「天地明察」(冲方丁 著)を読んで、初めて魅力的で素晴らしい人物であったことを知ったばかりですから・・・。
長時間観続けられたのは、八重の兄・覚馬役の西島秀俊さんを始め、小栗旬さん(吉田松陰)、大人気の綾野剛さん(松平容保)や長谷川博己さん(川崎尚之助)などが出演していたせいです。
ほとんどミーハー気分でした。
個人的に、女性が主役の大河ドラマが苦手なものですから、観続けられるかどうかはまだまだわかりません。
ダブルフェイス ~潜入捜査編・偽装警察編~[西島秀俊]
それにしても、テーマ音楽が坂本龍一さんとは豪華ですね。
視聴率も21.4%と良かったようです。
「平清盛」の不振を挽回しようとする力の入れようを感じてしまいました。
「平清盛」を楽しんだ身としては、ちょっと哀しい気分はしますが・・・。
すべてはこれからでしょうね。
八重の桜(1)[山本むつみ]
NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラック 1 [坂本龍一|中島ノブユキ]
新島八重と幕末[由良弥生]
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