「八重の桜」第2回“やむにやまれぬ心”
大河ドラマ「八重の桜」第2回“やむにやまれぬ心”
NHK総合 1月13日放送
前半に、佐久間象山(奥田瑛二)の塾を中心にしたシーンが多くて、このまま八重の兄・覚馬(西島秀俊)が主役になってしまうのかと思ったりしたものです。
川崎尚之助(長谷川博己)とコンビで・・・。
黒豚騒動のシーンが長いと思ったら、少年・新島七五三太はその後の新島襄だったんですね。
映像の動きが生き生きとして、新鮮でした。
おまけに西郷吉之助役で吉川晃司さんの登場でしたから・・・。
吉川さん、役が合わないと思っていたのですが、結構貫録があって様になっていました。
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象山の塾には勝海舟(生瀬勝久)もいて、あの熱気溢れる空気の中で“西洋の技術と東洋の道徳を併せ持てば・・・”の言葉には、これから始まる激動の時代に生きる人たちの気概を感じさせて、良かったですね。
ただし、吉田松陰(小栗旬)も象山も密航の件で捕えられてしまいますが・・・。
閑散とした塾も印象的でした。
よく見ると、ちょっとしたところにステンドグラスが使われていましたね。
会津の山本家の灯りもランプだったことも意外でした。
時代が大きく変わりつつある時だったのだと、改めて感じたものです。
後半に、成長した八重役で綾瀬はるかさんが登場しました。
幼い頃からこだわり続けた砲術への想いですが、正直、父親・権八(松重豊)が言うように、命のやりとりをする鉄砲に惹かれる八重の気持ちがもうひとつわかりません。
でも、そこで悩んでいたら話が先に進みませんけど・・・。
みんなが降参するほどの情熱ということですよね。
「篤姫」(2008年)は、宮崎あおいさんが男装で現れたシーンで挫折したものですが、今回は八重の想いを丁寧に積み重ねていましたので、何とか観続けられるかもしれません。
松平容保(綾野剛)の義姉・照姫役で稲森いずみさんが登場しましたが、とても綺麗で観入ってしまいました。
和歌も詠まれて(「平清盛」を思い出しました)、とても丁寧な映像でしたから、かなりの重要人物なのでしょうね。
歴史に詳しくないと、このあたりはより楽しみになります。
勘違いでなければ、前回の予告で小泉孝太郎さんが映っていたと思うのですが・・・。
今回は登場なしで、次回の予告に出ていましたね。
しばらくは、こんなふうに俳優目当てで観続けることになりそうです。
そう言えば、クレジットタイトルの映像が綾瀬さんのPV(プロモーション・ビデオ)みたいだという意見がありました。
八重についてちょっと詳しい、想い入れがある人には異論があるようです。
そう見えてもしかたがないような気がしますね。
「平清盛」は素敵でした。
あくまで個人的意見、好みですけど・・・。
<これまでの感想>
第1回
八重の桜(1)[山本むつみ]
NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラック 1 [坂本龍一|中島ノブユキ]
新島八重と幕末[由良弥生]
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