「八重の桜」第6回“会津の決意”
大河ドラマ「八重の桜」第6回“会津の決意”
NHK総合 2月10日放送
今回のハイライトは、藩主・容保(綾野剛)が苦渋の決断で京都守護職を受けるところでしたね。
ここで会津の運命が決まる重要なシーンでした。
辞退していたのに松平春嶽(村上弘明)に、会津藩家訓を持ち出されて、ということでしたが・・・。
ラストの“八重の桜紀行”で、家訓の中に徳川家への忠誠を定めたのが保科正之と紹介していました。
最近、冲方丁さんの「天地明察」を読んで、保科正之に魅力を感じたばかりでしたから、ちょっと複雑な気持ちがしたものです。
守護職に誰を任命するか、と春獄と一橋慶喜(小泉孝太郎)が話し合うシーンがありましたが、策士家に見える村上さんにつられてか、小泉さんもちょっとイメージが違って見えたのが印象的でした。
さすがに今回の主役・綾野さんは熱演でした。
藩の存亡を訴えて、反対した西郷頼母役西田敏行さんもでしたが・・・。
おかげで、これまで主役みたいだった覚馬(西島秀俊)も、尚之助(長谷川博己)も目立たない感じでした。
八重(綾瀬はるか)には、周囲の結婚話と、鉄砲を披露するシーンがありましたが・・・。
梶原平馬(池内博之)や佐川官兵衛(中村獅童)など、これだけ前面に出てくるからには、今後の活躍があるのでしょうね。
京都へ行く覚馬と、行くことが許されなかった官兵衛が石段ですれ違うシーンの緑が綺麗でした。
映像がとても瑞々しくて、綺麗な印象が残ります。
R246 STORY 中村獅童 監督作品 JIROル~伝説のYO・NA・O・SHI [中村獅童]
それにしても、次から次へと名のある人物(私は知りませんが)が登場してきますね。
国広富之さん(江戸家老・横山主税)や北村有起哉さん(秋月悌次郎)を見かけたりしたもので、改めて公式のキャスト欄を見てみました。
そこで、桂小五郎(木戸孝允)役で及川光博さんが出演することを知って驚いています。
大河ドラマは「龍馬伝」(2010年)に出演したばかりですから・・・。
及川さん、評判の「信長のシェフ」(テレビ朝日)をちょっと覗いてみましたが、信長役もなかなか似合っていますね。
容保の正室・敏姫があっという間に亡くなっていて驚きました。
大筋だけわかっていて、登場人物の将来はわからない方が楽しい(悲劇は知らない方が良い)という思いもありますが、やはり、当時の歴史を少しは勉強しておいた方が良いのかもしれません。
ちょっと心配なのは、会津弁にこのまま視聴者がついていけるかどうかですね。
東北人の私でもわからない(聴き取りにくい)ことがあります。
だからと言って、標準語ではどうしようもありませんが・・・。
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