「八重の桜」第7回“将軍の首”
大河ドラマ「八重の桜」第7回“将軍の首”
NHK総合 2月17日放送
京都守護職を引き受けて京へ向かう会津藩の行列は、まるで戦地に向かうようでした。
悲劇に向かっていくようで、これから正視できるかどうか、切なくなりましたね。
ドラマの主役は、戊辰戦争までは完全に会津の運命ということでしょうね。
それまでは八重(綾瀬はるか)のことは、周辺を絡めてのちょっとしたエピソードの紹介だけのような気がします。
帝(市川染五郎)から信頼を受けて、“御衣(おんぞ)”を賜る容保(綾野剛)が、感激のあまりいったんは一橋慶喜(小泉孝太郎)らに対して“言路洞開”(各々の意見を率直に述べ合うこと)を主張するんですね。
その穏やかに攘夷派の意見も聞くという考え方も、足利将軍三代を逆臣として、その像をさらすという過激な行動に、明らかに倒幕の動きを感じて、厳しい取り締まりへと方向変換していくという展開でした。
初めて知る難しい言葉の羅列に、眠気が覚めてしまったものです。
疲れてウトウトしていたもので・・・。
サブタイトルの“将軍の首”を現将軍の首と想像して、ラストまでそういう危ない展開なのかなと想像していました。
今回の初登場は、斎藤工さん(神保修理)や剛力彩芽さん(日向ユキ)。
こう登場人物が多いと混乱しますね。
若いカップルの組み合わせを覚えるのに苦労している自分が笑えます。
「平清盛」でも登場人物が多すぎて、関係がわかりにくいと不評でしたから、ちょっと心配ですが・・・。
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同じ初登場組には、公家役の篠井英介さん(三条実美)と若松武史さん(近衛忠煕)がいました。
二人ともほんのワンシーンですが、“らしく”ってつい笑ってしまいましたが、これからが楽しみですね。
若松さんの経歴を調べてみたら、大河ドラマ「翔ぶが如く」(1991年)で松平容保を演じていたことがわかりました。
今回の綾野剛さんとは違っているのでしょうが、どう演じていたか興味があります。
綾野さんの場合は、上洛シーンで、見物人から美男だとかの声が挙がっていたようですが、そうはならなかっただろうなと考えておかしくなりました。
20数年前は美男だったかもしれませんから、失礼な話ですが・・・。
京に舞台が移る前の、会津の山本家のシーン・・・
覚馬(西島秀俊)のためにたくさんの耳かきや足袋を作る両親(松重豊、風吹ジュン)、覚馬とうら(長谷川京子)、としみじみとしたシーンが印象的でした。
何より、行灯の灯りってこんなに暖かいのか、と思わせられる映像に観入ってしまいました。
最初のほうの、覚馬と尚之助(長谷川博己)の露天風呂のシーンには、ちょっと引いてしまいました。
以前、道場での試合シーンで、上半身裸になった西島さんの肉体美が評判になったようです。
当時、このシーンに関して、ネットニュースでかなり下品な、女性視聴者を馬鹿にするような記事を目にしました。
今回は、戦争に行くにも等しい上洛の前のほんの安らぎのシーンと思っていますが、視聴率稼ぎと言われかねないのが残念ですね。
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