「相棒season11」第15話“同窓会”
「相棒season11」第15話“同窓会”
テレビ朝日 2月13日放送
近藤正臣さんと志垣太郎さんがゲスト、ということで楽しみにしていました。
サブタイトルの“同窓会”から、右京(水谷豊)の同窓生が集まって彼の過去が少しは明らかになるのか、などと想像したのですが違っていました。
近藤さんが演じる元教師・岩田が勘違いで(後で作為的だったことがわかりますが)右京を巻き込む冒頭シーンは興味を持たせましたね。
さすがに甲斐(成宮寛貴)は帰っただろうと思ったら、次の部屋で待機していたのには笑えました。
近藤さん、久しぶりですが、出ずっぱり感があってじっくり見せてもらいました。
自然な歳のとり方をしていましたね。
足でピアノを弾いたり(ドラマ「柔道一直線」)、真っ白な服で赤いバラを散らしながら2階から飛び降りたり(CM)・・・
そんな映像を懐かしく思い出していました。
志垣さんも、永遠の青年という感じでしたが、それなりに歳を重ねていました。
映像で観るのは本当に久しぶりでしたが、役的にはちょっと気の毒でしたね。
志垣さん演じる弁護士・仲川への愛憎の果てに犯行の仲居さん・・・
その壊れ具合が怖かったですね。
久しぶりに狂気を秘めた犯人役、それも女性の登場でした。
ふと、成宮さんにはこういう役を演じてほしかったという意見を思い出しました。
「相棒」役に決まった時に、拒否反応や嫌味ではなく、犯人役の方が合うという真面目な意見が目についたものです。
そういう演技ができるという意味で、ですね。
ストーリー的には、40年前の事故(岩田の恋人の転落死)が、事件ではなく事故のままだったことにホッとしました。
右京が過去の真実を暴くというパターンが多かったですから・・・。
岩田と教え子たちがそれぞれに気遣っていた中に、異分子が入り込んで事件になってしまったという感じですね。
その原因は仲川にあるわけですが・・・。
特命の二人が仲居の部屋を訪ねて、結果的に仲川を発見するわけですが、あのテーブルカバーのシワやシミは、争った跡でしょうか?
甲斐がシミを気にしていましたが、特に説明が無かったのはもったいない感じがしました。
ケータイの呼び出し音で、被害者なり犯人が特定されるパターンは、結構使われるようになりましたね。
どんなにつまらない作品でも、良いところを見つけて紹介した淀川長治さんを真似るように努力していますが・・・
やはり気になることは書きたくなります。
甲斐は右京より前に積極的に出て話をし、右京はそれを黙って見ていますね。
右京の“はい~っ?”や“1分だけ”も、甲斐が先取りしています。
右京の長台詞を少し分担する傾向にあるのでしょうか。
甲斐の若さ元気さを印象付けたいのかな、とも思っていますが・・・。
当然、亀山(寺脇康文)や神戸(及川光博)との違いを出したいのでしょうが、新相棒の性格付けに結構迷走している感じがします。
何より、なつくままにさせている、注意をしない、犯人に対しても激高することがない、おとなしい右京が一番気になります。
最終話あたりで、甲斐を特命係に引っ張った理由だけでも明らかにしてほしいものです。
映画「相棒シリーズ X DAY」の映像を観て、観に行きたくなりました。
いわゆる“season10.5”(10と11の間の設定)ですからね。
seasona10までの空気が流れていると信じていますから・・・。
来週のゲストは、中山忍さん。
ファンの間では待ち望まれていた女優さんですから、楽しみです。
<これまでの感想>
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第11話元旦スペシャル 第12話 第13話 第14話
<関連記事>
「相棒season11」今夜放送開始 2012.10.10.
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