「相棒season11」第17話“ビリー”
「相棒season11」第17話“ビリー”
テレビ朝日 2月27日放送
感想を書く前に、関連の掲示板などをちょっと覗いてみました。
初めてのことですけど・・・。
久しぶりに評判が良くて、何だかホッとしました。
最後のクレジットで櫻井武晴さんの脚本と知って、ある程度の評価はされているのだろうとは思っていましたが・・・。
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正直に言えば、始まって間もなくに観るのをやめようかと思ったものです。
オープニングでの右京(水谷豊)のfacegoodへの興味の示し方とか、どんどんひどくなる、何のためらいもなく勝手に捜査へ介入していく姿とか・・・
前シーズンまでの右京からは想像できないくらい違和感が有りまくりでした。
そんな右京に、ひとりオーバーアクションで抵抗する伊丹(川原和久)に痛々しさを感じたものです。
今回は、芹沢(山中崇史)が、伊丹をフォローしたり必死に抑え込んだりしているシーンが多くあって印象深かったですね。
それに、今回はテンポのある展開に、レギュラー陣の細かな掛け合いなどが挟まれていて、久しぶりに「相棒」らしさを感じました。
5人組の道中?で、右京と伊丹が“女心わからないブラザーズ”として隔離されたシーンには笑いました。
相棒は伊丹でも良かったような気がしましたね。
ただ、関係者に事情聴取するシーンで、特に女性1人に男性5人(今回はプラス1人)では、画面がうるさ過ぎますね。
撮影のときに、それぞれの顔を重ならないように映すのは大変だろうと、よけいな心配をしています。
過去のシーズンでは、阻害されながらも地道に動き回る2人(時には別行動)でしたから・・・。
今は、右京を先頭にぞろぞろ付いていくという構図になってしまっています。
ひとりハイな右京に振り回されて、大の男たちが揃って、解決するような話かなあ、と思ったりもしました。
映像的には、空港へ向かうときのスロー映像(必要ですか?)とか、詐欺被害の女性の店内でのアングルとか、かなり凝ったのは新鮮さを狙ったのでしょうか。
甲斐(成宮寛貴)と岩月(田中圭)が女性を追いかける、動きのあるシーンは良かったんじゃないでしょうか。
右京たちと犯人(イギリス人)の英語のやりとりは珍しかったですが、ちょっと笑えました。
映画「相棒シリーズ X DAY」(3月23日公開)との関連で、サイバー犯罪対策課の岩月の登場は楽しみにしていました。
伊丹との絡みで、いかにふたりが良い相棒になっていたかが想像できて、映画を観たくなりましたね。
右京に振り回されるかたちになりながらも、常に冷静に見ていたような岩月が、右京の相棒でも良かったかなと思ったりもしたものです。
ラスト、右京について語る岩月と甲斐のシーンは良かったですね。
久しぶりに「相棒」らしい余韻の残るラストでした。
今シーズンは、このような余韻の残る“間”が無かったような気がします。
来週(3月6日)は放送が無いようです。
その次の週のゲストが加藤清史郎くんですね。
子役は苦手ですが、加藤くんは例外で、楽しみです。
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「相棒season11」今夜放送開始 2012.10.10.
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