「ラジオ深夜便」詩人・茨木のり子さんのこと
「ラジオ深夜便」3月17日・午前4時台〔明日へのことば〕
詩人・茨木のり子の遺(ノコ)した愛のかたみ
出版社・社長 田中和雄
茨木のり子さんという詩人を初めて知りました。
例によって、うとうとしている時間帯なのですが、一晩中点けているラジオの声がしだいにはっきりとしてきて・・・。
茨木さんは7年前に亡くなっていて、その命日(2月17日)に詩集「わたくしたちの成就」を出版した田中さんへのインタビューでした。
茨木さんのご主人はすでに亡くなっていて、その方への想いを綴った作品を集めたもののようです。
田中さんが、何点かの詩を読み上げてくれました。
正直、映画やドラマ、本などのラブストーリー物が苦手なのですが・・・
とてもすんなり惹き込まれてしまいましたね。
言葉を飾らない分、想いが素直にこちらに響いてくるような気がしたものです。
何より、最後に紹介された「よりかからず」は衝撃的でした。
“できあいの思想にはよりかからない“ “できあいの学問にはよりかからない”・・・
“よりかからない”を繰り返して、最後に“よりかかるとすれば、椅子の背もたれだけ”と結んでいます。
調べてみたら「倚りかからず」は、73歳のときの作品なんですね。
何だか早朝から背筋をピンとさせられたような時間でした。
茨木さんはたくさんの作品を残していました。
これまで、まったく知らなかったことをちょっと恥ずかしく思っています。
ある方のブログで、茨木さんの人生と詩(「倚りかからず」も)が紹介されています。
関心がある方はどうぞ。⇒ 【あの人の人生を知ろう~茨木のり子編】
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