「八重の桜」第14回“新しい日々へ”
大河ドラマ「八重の桜」第14回“新しい日々へ”
NHK総合 4月7日放送
八重(綾瀬はるか)と川崎尚之助(長谷川博己)の祝言シーンから始まりました。
八重の後ろ姿の映像に映った簪が何とも素敵で、思わず目を凝らしてしまいました。
ファッション関係、特に小物などにはまったく興味が無いんですが・・・。
鼈甲?であんな素敵な形になるんでしょうか。
当時あのような簪があったというよりは、花嫁がより輝くように美術担当者が頑張った感じがしました。
簪ひとつで、やはり時代劇はお金も手間暇もかかるけれども、大事な分野だなあ、としみじみ思ったものです。
川崎尚之助と八重 [あさくらゆう]
尚之助は、祝言の席で仕官していないことを指摘されても腐ることなく、父親・権八(松重豊)の言いなりになる八重に意見を言ったりと魅力的に描かれた回でしたね。
八重に、覚馬(西島秀俊)から送られた紅を指してあげるシーンはなかなか雰囲気がありました。
その京都にいる覚馬は白内障で失明するかもしれないということですが、今後どのようになるんでしょう。
その後の活躍も何かで読んだような気がしますが・・・。
会津のまだまだ平穏な空気を感じさせる一方で、長州征伐の是非でますます混沌としてきている京都。
先週の予告編での、松平容保(綾野剛)のセリフ“皆で会津に帰ろう”のシーン・・・
帰りたくても帰れない、引くに引けない会津藩の立場が何とも切なかったですね。
覚馬を診察する医者役で品川徹さんが登場してきて驚きました。
これだけの役に?と思ったのは私だけでしょうか。
大久保一蔵(後の利通)役で徳重聡さん、岩倉具視役で小堺一機さんも登場してきました。
岩倉がちょっと軽めなのには驚きましたけど・・・。
今更ですが、大河ドラマは贅沢だなと思いましたね。
視聴率が思ったほど良くないらしいですが、豪華な出演者をそろえて、これだけ丁寧に作られているドラマは貴重だと思っています。
前回の「平清盛」は視聴率的にも悪くて、批判的な意見が多かったですが、個人的には知らないことが多くて楽しめましたね。
今回は何となくテンポが遅い気がするのは、悲劇に向かっていくことがわかり過ぎているからでしょうか。
ただ、道場で話す八重、神保雪(芦名星)、日向ユキ(剛力彩芽)とか、京都で月を仰ぎ見ながらしみじみ語り合う神保父子(津嘉山正種・齋藤工)と覚馬のシーン・・・
会津弁が心地よく、癒される感じがしたのは初めてのような気がしました。
<これまでの感想>
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回
第11回 第12回 第13回
NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック 「八重の桜」1 [坂本龍一・中島ノブユキ]
« 特集ドラマ「ラジオ」 | トップページ | 「SMAP×SMAP」SMAP初めての5人旅 »
「大河ドラマ「八重の桜」」カテゴリの記事
- 「八重の桜」最終回“いつの日も花は咲く”(2013.12.16)
- 「八重の桜」第49回“再び戦を学ばず”(2013.12.09)
- 「八重の桜」第48回“グッバイ、また会わん”(2013.12.02)
- 「八重の桜」第47回“残された時間”(2013.11.25)
- 「八重の桜」第46回“駆け落ち”(2013.11.18)