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特集ドラマ「ラジオ」

先月26日放送のドラマ「ラジオ」(NHK総合)を観ました。    
録画をしていたものの、しばらく観るのをためらっていました。    
東日本大震災に関する映像は、いまだに平静な気持ちでは観ることができません。    
ましてドラマ(創りもの)ともなれば・・・。    
でも、観て良かったと思っています。    
   
実際に存在する女川さいがいFMを舞台にした高校生の物語です。    
主役の女子高生・某ちゃん(刈谷友衣子)は友人を亡くし、両親(豊原功補西田尚美)と仮設住宅で暮らしています。    
立ち直れないまま引きこもり状態の彼女を、さいがいFMに誘ってくれたのが母親の後輩(吉田栄作)でした。    
何の興味もなく無気力だった彼女が変われたのは、自分の声が誰かに届いていることを実感できた瞬間でした。    
ネットで聴いていたのは、家族も家も流されて、東京で薬剤師をしている男性・飛松(リリー・フランキー)。    
   
前向きに動き出した彼女はブログも書き、そこで瓦礫処理について素直に書いた記事でバッシングを受けます。    
一方で、瓦礫受入反対運動の人たちに、通りすがりについ口を挟んでしまったのは飛松でした。    
“受け入れてほしいのは、瓦礫じゃないのかもしれない。    
心の奥にある綺麗な優しいもののはずだった”    
こんな素直な言葉が誤解を受けてのバッシングで傷つき、また引きこもってしまう某ちゃん。

震災から1年後、ネット上でのコメントの中に、“東北人は甘えすぎ”とあり、様々な考え方があるとわかっていても、少なからずショックを受けたことがありました。
その後、できるだけその種の記事は読まないようにしていましたが、今回の映像に映った(もちろん創作ですが)バッシングのコメントには、やはりやりきれなさを感じましたね。

 

刈谷友衣子 [石垣星児]    
       

 

某ちゃんのブログに感動するスタッフ(安藤サクラ新井浩文)、そして飛松のメッセージに立ち直る某ちゃん。    
大学へ行って何かをつかもうと、戻ってきた飛松とバス停で言葉を交わし、入れ違いに女川を出ていきます。    
バスで聴くFMからは某ちゃんを応援する曲が流れています。    
FM放送が途切れた瞬間、涙顔の某ちゃんは強く前を向く表情に変わっていきます。 

   
   
赤い季節 [新井浩文]    
   

 

   
まだまだ復興とは程遠く、瓦礫が残って被災した建物もそのまま残る風景を見せながら、淡々としていて、本当に淡々としていて、物語は進んでいきました。    
その中でも、瓦礫処理のブログ記事でバッシングを受けたシーン、飛松が反対運動の人たちと話し合うシーンは胸が痛みましたね。    
反対の意見を理解できても、辛く感じるのはこちらが宮城県人だからでしょうか。    
答えが出ない話し合いに、しだいに取り残されていく飛松役のリリーさんがハマり過ぎていて、よけいに切なかったです。    
リリーさん、イメージ的には洒落た感じがする人ですが、ここでは見事に何もかも失って呆然と生きている(生きている感覚もない)ような飛松になっていました。   

   
   
今日のつぶやき [リリー・フランキー]    
   

   

それにしても、これほど適役は無いんじゃないかと思えるほどの俳優さんたちが揃っていましたけど、皆さん、見事に自分を消していました。    
新井浩文さんなど、驚きましたね。    
先輩のスタッフで、濃いマスカラを塗っていて、面倒見の良い地元の人間そのものに見えた、最後まで誰かわからなかった安藤サクラさん。    
“私はここでしか生きられない。翼のある人は出ていけばいい。夢をかなえて戻ってきたら、私の友人は、って自慢するから・・・”    
その彼女に好意を持っていてFM局に通い、とうとう想いが届いて、スタッフにもなってしまった山本浩司さん。    
相棒season9・第8話“ボーダーライン”」(2010年)を観た人なら絶対に衝撃を受けたと思いますが、あの柴田が幸せになった感があって、何とも嬉しかったものです。

 

かぞくのくに [安藤サクラ]    
       

 

一番印象的だったのは、大学に進もうとしたものの両親のことを考えて悩んでいる某ちゃんに、同じく大学へ行くというエミちゃんのセリフでした。   
エミちゃん(申し訳ないけど、女優さんの名がわかりません)は、震災でおじいさんと二人だけ残されました。    
おじいさんを楽させてあげたいと東京の大学へ行くことを決めています。    
そんな彼女は、“怖い。大学へ行っても経済的に続けられるかどうか。引き算だよ。夢の中でも計算している。某ちゃんは贅沢だ。憎いよ”と・・・。   
そのセリフを、安藤さんにマスカラを塗るのを手伝ってもらいながら、そのうち自分で塗っていく流れで言うのが、リアルで印象的でした。    
   
昔、同じように母親も故郷も捨てるようにして町を出て行った友人がいました。    
その後戻ってきて親孝行をし、今はあるところで重要な地位についています。    
一方で、同じような状況で出ていけなくて、いまだに引きずっている人もいます。    
それを思い出して、某ちゃんもエミちゃんもきっと大丈夫、とドラマなのに応援する気持ちになりましたね。    
被災した建物や瓦礫(特に雪の中)の間を自転車で疾走するシーンは、若者の未来(町の未来)を感じさせて、救われる思いがしたものです。


<追記>2013.5.30. 
このドラマが3月の月間ギャラクシー賞に選ばれました。
以下のように、再放送が予定されています。

  6月2日(日) 午後4時15分~5時30分  NHK総合にて

公式サイトがありました。⇒ 特集ドラマ「ラジオ」


<追記>2014.3.11.
↓シナリオが掲載されています。

ドラマ 2014年 03月号 [雑誌]

 

代打教師 秋葉、真剣です! [吉田栄作]   
        
 
ナビィの恋 [西田尚美]   
   

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