「八重の桜」第18回“尚之助との旅”
大河ドラマ「八重の桜」第18回“尚之助との旅”
NHK総合 5月5日放送
八重(綾瀬はるか)のシーンが何気に多くなっている気はしました。
視聴率の低迷は主役不在気味で、綾瀬さんの露出不足がその一つなどと言われているせいでしょうか。
尚之助(長谷川博己)との周辺を調べる旅のシーンは、それに対する苦肉の策かと思ってしまいました。
サブタイトルの“尚之助との旅”よりも、大政奉還の衝撃の方が大きいような気がしたものです。
二本松で少年たちが銃の練習をしているところに遭遇するのも、何なのだろうと、結構意地悪に観ていたのですが・・・。
“八重の桜紀行”で二本松少年隊のことを始めて知って、納得しました。
戊辰戦争の悲劇は会津だけでは無かったのですね。
それにしても、歴史に疎いので、ドラマの中ではなく“八重の桜紀行”の説明で感動するというパターンが続くのも複雑な気分がします。
進んでいるようで、進んでいないように見えてしまう京都の状況・・・。
そう感じてしまっているのは私だけでしょうか。
大山弥助(後の巌)役で、反町隆史さんも登場してきました。
次から次へと有名人物、演じる有名俳優さんが登場して、いくら大河ドラマのお約束とは言え、あまりの多さに混乱しますね。
登場人物(俳優)を絞って、スピーディな展開にして、つまり半年ぐらいの放送にしたら・・・そうなると、大河ドラマにはなりませんか。
小堺一機さんが演じる岩倉具視が異色ですね。
どういう人物かは知りませんでしたが、イメージとはまったく違っていました。
加山雄三さんが子孫であることは知っていましたが・・・。
軽くて、胡散臭さを見せながら、策士という役柄なんですね。
各藩の登場人物が、それぞれに同じような重々しさを感じさせているので、浮いている気がしないでもないですが・・・。
何気に桂小五郎(及川光博)が木戸孝允に改名していて、そう言えば逃げる人ではなくなったんだと、ちょっとおかしくなりました。
それにしても、今回も徳川慶喜(小泉孝太郎)が目立った回でした。
追いつめられて大政奉還をして生き残りを図ろうとする慶喜・・・
容保(綾野剛)の前でワインを飲み、カステラ?を食べ、おう吐する慶喜というシーンは、小泉さんの見せどころでしたね。
専門家はどう評価するかわかりませんが、これだけ大勢の出演俳優の中で、良い役を得て、これだけ目立ったら役者冥利に尽きるというものでしょう。
このところ、スポット的に今後の展開を放送しているのを目にしています。
悲劇を早く観たいわけではないですが、そろそろ大きな展開を見せないといけないでしょうね。
前年の「平清盛」が、夢や理想を語っている青年期が長すぎて、途中で何度も視聴を止めようかと思ったものです。
その後が面白くて最後まで観ることが出来ましたが、同じようにならないでほしいのですが・・・。
<これまでの感想>
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NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック 「八重の桜」1 [坂本龍一・中島ノブユキ]
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