「八重の桜」第20回“開戦!鳥羽伏見”
大河ドラマ「八重の桜」第20回“開戦!鳥羽伏見”
NHK総合 5月19日放送
いつものように、テンポが遅いなと感じながら観ていたのですが・・・。
八重(綾瀬はるか)たちが幟を縫っていて、遅れてきた中野竹子(黒木メイサ)が照姫(稲森いずみ)の前で歌を詠み幟に書き込むシーンがありました。
竹子の辞世の句として有名なようですが、私はまったく知りませんでした。
当時の歴史やエピソードに詳しければ、停滞している感覚に陥ることなく、細かなひとつひとつのシーンが楽しめるんだろうなあ、とつくづく思ったものです。
それに、詳しくないと、登場人物それぞれの立ち位置を把握するだけで大変です。
梶原(池内博之)の妻・二葉(市川実日子)が江戸に着いて危ない目にあったときに助けてくれた女性がMEGUMIさんでちょっと驚きました。
ほんのワンシーンでしたが、意外性がありましたね。
斎藤一役の降谷建志さんと夫婦揃っての大河ドラマ出演です。
そんなことには詳しく、ピンとくる自分にちょっと苦笑いです。
ほんの端役かと思っては見たものの気になって、MEGUMIさんが演じる水野テイを調べてみて驚きました。
MEGUMI Present time垂れない落ちない女子の生き方 [Megumi]
Mustang! [Dragon Ash]
<以下、ちょっとネタバレです>
梶原は二葉と離婚してテイと結婚するんですね。
このドラマの登場人物は、竹子など一部を除いて、多くがこの激動の時代を乗り越えて、明治時代に生きているんですね。
俄然、八重だけではなく、それぞれのその後の方に興味を感じてきました。
テイが能楽師の娘と紹介されていましたね。
薩摩藩・西郷吉之助(吉川晃司)と大久保一蔵(徳重聡)の密談している部屋の廊下にはなぜか琵琶の演奏者・・・
伝統芸能があちこちに、という感じでちょっと笑えました。
江戸の騒乱は西郷の指示でしたが、西郷がかなりの策士であることに驚いています。
吉川さんがこれまでの西郷像とは見た目も違っているので、よけいそう感じるのかもしれません。
今回のドラマは、どうしても薩摩藩が悪者という感じになっているわけですが、ドラマとは言え、当地の人たちはどう観ているのかなとつい気になっています。
徳川慶喜(小泉孝太郎)もイメージ(あくまで個人的な)と違って描かれていますね。
結果的に、こんなに無能な人だったか、という感じですが・・・。
目が不自由になってきているとは言え、覚馬(西島秀俊)の空回り感も気になります。
とうとう戊辰戦争の始まり、鳥羽伏見の戦いが始まりましたね。
戦闘シーンは迫力があり過ぎて、苦手な私はまともに観ていられません。
“八重の桜紀行”で紹介された銃弾の跡が、時代を経た今も生々しく残っていて、今後の展開によけいに暗澹たる思いがしたものです。
<これまでの感想>
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回
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八重の桜(1)[山本むつみ]
八重の桜(2)[山本むつみ]
NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック 「八重の桜」1 [坂本龍一・中島ノブユキ]
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