「八重の桜」第24回“二本松少年隊の悲劇”
大河ドラマ「八重の桜」第24回“二本松少年隊の悲劇”
NHK総合 6月16日放送
予想はしていても、やはり二本松少年隊のシーンは観ていて辛かったですね。
中盤以降まで戦いのシーンが無かったので、さらっとした表現で行くのかと思ったのですが・・・。
非力なので銃を打つたびに後ろにひっくりかえったりしていますから、その幼さが際立ちます。
何度か見逃してもらえる機会があったのに、会津を思い大人を信じて敵に向かっていく少年・・・。
このドラマを観続けてきて、初めて泣けました。
白虎隊のことは知っていましたが、二本松少年隊のことは今回初めて知りました。
白虎隊よりまだ幼い少年たちのようで、よけいに痛々しさを感じたものです。
“八重の桜紀行”で紹介された、生き残った少年が語ったという“修学旅行のような前夜のはしゃぎよう”には言葉がありませんね。
気丈に送りだした母親たちの気持ちも・・・。
来週は、白虎隊のようで、ますます辛くなりそうです。
その白虎隊と新選組の二人・土方歳三(村上淳)と斎藤一(降谷建志)のシーンがあって、意外な気がしました。
歴史に疎いので、どんなシーンも意外に感じますが・・・。
興味を持って調べてみたら、“明治になって、唯一の生き残りの隊士・飯沼貞吉と斎藤が酒の席で顔を合わせている”というエピソードを知ってホッとしたものです。
意外に、この激動の時期を乗り越えた人たちが多いですよね。
白河で圧倒的な武力の差で負けた西郷頼母(西田敏行)が、容保(綾野剛)に停戦を申し入れるように進言するわけですが、重臣たちとの間に溝が出来て、総督の座も解任されますね。
観ていて、“早く京を去っていれば”と言ってしまった頼母よりも、容保の苦悩を見続けてきた重臣たちの方に共感をしてしまいました。
何が何でも会津を潰そうとする岩倉具視(小堺一機)、それに引っ張られているような木戸孝允(及川光博)に、真正面から意見し、斬って捨てる松平春獄(村上弘明)が格好良かったですね。
このドラマで、久しぶりに胸がスッとしましたけど・・・。
覚馬(西島秀俊)は相変わらず牢の中で新政府への意見書(管見)を書き続けていて、この先どうなるのか気になります。
調べてみたら、明治に入っても活躍しているんですね。
このところ、気になって調べるパターンが続いています。
ついでに知ったことですが、山本家の遠い先祖があの山本勘助とあって、驚いていますが・・・。
それにしても、主役の八重(綾瀬はるか)の印象が残りません。
活躍はもうすぐ、でしょうが・・・。
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