「あまちゃん」薬師丸ひろ子さん登場: 疲れたら休め･･･

連続テレビ小説あまちゃん Part2
連続テレビ小説あまちゃん part1

今朝の「あまちゃん」には、とうとう鈴鹿ひろ美を演じる薬師丸ひろ子さんが登場しました。
それだけで、感動してしまっています。
クドカン（宮藤官九郎）さんのドラマに出演している薬師丸さんを知りませんから、こういうコメディっぽい演技がとても新鮮でした。

アキ（能年玲奈）が夏（宮本信子）に電話で聞きながらも、安請け合いで行った“回らない”寿司店のシーンはハラハラさせられっぱなしでした。
おまかせなんて、ね。
さすがに、途中から“まずいっ”と思い始めたようですが・・・。
ちゃんと、水口（松田龍平）の様子までうかがい知っていましたし･･･。
隣にいたのが鈴鹿で、彼女が支払うのだろうとは予想していましたが、その他の客の分まで、などというのはクドカンさんが上手を行っていましたね。

歌物語 [薬師丸ひろ子]

東京編になって、水口が豹変したように感じたものですが、昨日あたりは彼の熱い夢が語られて、なかなか格好良かったですね。
女子が苦手そうで、それでいてGMT47を成功させるとメンバーに力強く語っていました。
太巻（古田新太）を追い抜くぐらいの静かな野望が見え隠れしています。
メンバーは意外なほど純朴で、水口は兄貴的で、合わなそうでいて、結構良い組み合わせかもしれません。
ちょっと青春映画のノリが恥ずかしいのか、毒を吐いたりしていますが･･･。
ただし、今日も見ての通り、経済的には大変そうですね。
そのあたりが、異質に見える松田さんがクドカンワールドから外れていない感じにしている気がします。

松田龍平

アキが夏に電話して寿司店のことを聞くことで、ちゃんと北三陸と繋がっていますね。
春子（小泉今日子）を始め、リアスのメンバー、勉さん（塩見三省）まで登場しました。
ユイ（橋本愛）の気持ちが良くわかっている春子の気遣い、空気が読めない大吉（杉本哲太）ほか・・・。
春子の“元腫れ物ですから”には笑ってしまいました。
今や春子に恐れるものは無いという感じで、好きですね。
勉さんが泣くのは、ユイが琥珀の採掘場でアイドルになりたいと叫んでいたのを知っているからですよね。

グーグーだって猫である [小泉今日子]

それにしても、このドラマ、俳優陣が贅沢です。
今朝のピエール瀧さんは役名があるので、これからも出てくるのでしょうが、若い春子（有村架純）が出演した「君でもスターだよ!」司会者役の小藪千豊さん、特にオーデションの審査員役の津田寛治さんなど信じられない状況ですね。
いったい誰の力なんだろう、とついよけいなことを考えてしまっています。

来週の予告編では、アキがもう鈴鹿ひろ美の付き人になっているようですが･･･。
とすると、GMTのほうはどうなっているのでしょうね。
そのGMTにも危機があるようですが・・・。
アキと鈴鹿の関係は、薬師丸さんの映画「Ｗの悲劇」（1984年）へのオマージュなのでしょうか。
ラストの、“いつかいっしょにお芝居をしましょうね”のセリフにはジーンと来てしまいました。

不安だった“東京編”ですが、テンポが速くって、先への楽しみが増すばかりです。
北三陸の人たちの健在ぶりも、ちゃんと紹介してくれていますし･･･。