「八重の桜」第26回“八重、決戦のとき”
大河ドラマ「八重の桜」第26回“八重、決戦のとき”
NHK総合 6月30日放送
初めて、ヒロインの八重(綾瀬はるか)が出ずっぱりだった回でした。
それにしても、八重にしても綾瀬さんにしても、この回のためにこれまでがあったのだとつくづく思わせられたものです。
抑えに抑えていたものが一気に爆発した感じがしましたね。
これまでが長かったですが・・・。
戦いのシーンが苦手で、どんなドラマもまともに観たことが無かったのですが、今回は惹き込まれ観てしまっていました。
CGも駆使しているのでしょうが、迫力があって、さすがはNHKと思ったものです。
これだけ力を入れているのですから、低迷を言われている視聴率に反映してほしいでしょうね。
新政府軍が会津に侵入して、戦いの中で起きる数々のエピソード・・・。
西郷頼母(西田敏行)の妻(宮崎美子)たち親族が自刃するシーンは、先日の「歴史秘話ヒストリア」で観ていました。
何も知らない幼い子供たちが不憫で、何とも切なかったです。
直接的に自刃シーンが無くてホッとしたのに、死にきれない女性がいて板垣(加藤雅也)を味方と思ってとどめをさしてもらおうとするシーンには胸がつまりました。
板垣も、事の悲惨さに、哀れと思って情けをかけてくれますが・・・。
つい、戦いに勝っても、そこに何が残るのだろうと、改めて考えてしまいました。
確かに、歴史の大きな変動期ではあったのですが・・・。
覚馬(西島秀俊)がやっと牢から解放されたようですが、これからが彼の出番なのでしょうね。
彼を助ける大垣屋清八(松方弘樹)のことをまったく知りませんでしたが、相当の人物のようです。
ダブルフェイス ~潜入捜査編・偽装警察編~ [西島秀俊]
真田幸村の謀略 [松方弘樹]
田中土佐(佐藤B作)と神保内蔵助(津嘉山正種)も、そして白虎隊も飯盛山で自刃しました。
白虎隊のシーンは、二本松少年隊のことがあるので、意外にあっさりした流れに感じましたね。
家老の二人の最後の語らいには、会津を思う気持ちが溢れていて、ついしみじみと惹き込まれてしまいました。
“生まれ変わるときは、また会津で”のセリフには泣かされました。
このドラマ、理不尽にも追い詰められていきながらも、みんなに会津を思う気持ちが感じられて、そこだけは爽やかです。
ここまでの展開で、自分なりに学べたことがあるとしたら、そこのところですね。
それにしても、この歴史の一大転換期を乗り越えて生き延び、活躍している人が結構多いことで、少し救われた気分になっています。
生き延びても、その後も翻弄され続けていく人もいるようですが・・・。
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八重の桜(1)[山本むつみ]
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八重の桜(3)[山本むつみ]
NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラックⅠ [坂本龍一・中島ノブユキ]
NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラック II [坂本龍一・中島ノブユキ]
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