「八重の桜」第28回“自慢の娘”
大河ドラマ「八重の桜」第28回“自慢の娘”
NHK総合 7月14日放送
主人公の八重(綾瀬はるか)は活躍していますが、正直、この展開はいつまで続くのかと思ってしまいます。
悲劇は短いほうがいいですね。
ただ一人降伏を進言した西郷頼母(西田敏行)は城を追われます。
容保(綾野剛)の、陰ながらの“生きよ”はもう何度目かとつい思ってしまいますが・・・。
藩主の苦悩ではあるんですが、ワンパターン化されているようで、演じる人はどうなんだろうと、つい余計なことを思ってしまいました。
この後の佐川官兵衛(中村獅童)にも言っていましたし、ね。
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出撃する官兵衛と容保のシーンが長くて、見せ場を作ってもらった獅童さんはこれで最後か?と思ったのですが・・・。
その酒に酔ってしまって、出撃が遅れて敗北した(長命寺の戦い)のは有名なエピソードなんですね。
このように、後追いで調べている自分って何なのだろう、と思わないでもないです。
これも、ドラマの楽しみ方には違いないのでしょうが・・・。
取りあえず、獅童さんはここで終わりじゃないようで、ちょっとホッとしたりしています。
鶴ヶ城の中で、夫婦や親子、親族が協力し合って戦いに臨んでいるシーンは切ないですね。
何もかも不足だらけの中で細々と工夫したりして、その健気な結束はあまりに日本的とも思えて・・・。
覚馬(西島秀俊)と岩倉具視(小堺一機)のシーン・・・
西島さんもせっかく出番があっても、“会津を助けて”のセリフばかりの登場だなあ、などとつい思ったりしました。
この時点で、仙台も米沢も降伏しているんですね。
セリフだけでの説明で、こちら仙台の人間としてはちょっと複雑でした。
あくまで会津が主役なんですが・・・。
八重がその働きを見ていた容保に呼び出されたシーンに、過去に二人が対面したシーンが挿入されましたね。
幼い八重が懐かしかったですが、当時どうも共感出来なかった銃への興味が、ここに来てやっと実を結んだような気がしたものです。
哀しい状況ではありますが・・・。
山本権八(松重豊)が娘・八重に銃を扱わせたこと、その働きを初めて認めた回でもありました。
次回はその権八に悲劇がありそうで、何とも辛いですが・・・。
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八重の桜(1)[山本むつみ]
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NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラックⅠ [坂本龍一・中島ノブユキ]
NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラック II [坂本龍一・中島ノブユキ]
津維新銘々伝 [星亮一]
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