「八重の桜」第34回“帰ってきた男”
大河ドラマ「八重の桜」第34回“帰ってきた男”
NHK総合 8月25日放送
オープニング映像がまた少し変わりましたね。
どのような規則性で変えていくのかわかりませんが、綺麗なので楽しみになっています。
今回のドラマの中でも、雪が静かに降る光景や綾瀬さんのしっとりとした着物姿など、映像的な楽しみも今まで以上に増えてきた感じがします。
覚馬(西島秀俊)からキリスト教を学ぶように言われて従っているものの、理解できなくて悩んでいる八重(綾瀬はるか)・・・。
会津人の気質を持ち、戦争で実際に戦った経験があって、いくら前向きな八重でも早々には変われないでしょうね。
傷を抱えたままの八重だからこそ、という覚馬の深い思いがあるようですが・・・。
新島襄(オダギリジョー)が本格的に登場して、ドラマの雰囲気が変わりましたね。
困難な局面も、穏やかに乗り越えていくような風情が何とも良い感じです。
学校設立に協力を依頼するシーンでの、泰然自若とした覚馬、調子が良すぎる槇村正直(髙嶋政宏)とのスリーショット場面は、バラバラな感じが逆に面白く見えました。
わが若き日 [新島襄]
メゾン・ド・ヒミコ [オダギリジョー]
山川浩(玉山鉄二)の弟・健次郎(勝地涼)も留学から帰って来て教育関係に、とそれぞれが過去を乗り越えて新しい道に進むようで、明るさを感じていいですね。
佐川官兵衛の中村獅童さんが巡査として登場してきて、ちょっと嬉しかったものです。
話はそれますが、勝地さんが朝ドラ「あまちゃん」にゲスト出演するようで、楽しみです。
健次郎の帽子を質に入れてしまう、浩の妻・二葉(市川実日子)の、貧乏を厭わない軽やかさが素敵でした。
NHKスペシャルドラマ さよなら、アルマ~赤紙をもらった犬~[勝地涼]
新島の帰国に力を貸した木戸孝允(及川光博)に、もう昔の面影が無く、完全に明治の人になっていますね。
頭が痛そうにしているシーンに意味はあるのでしょうか。
今回は、政界の人たちがほとんど登場していなくて、個人的にはホッとしています。
彼らが出てくると、否応なく過去を引きずったままの対立や権力争いを見せられますから・・・。
八重と新島との出会いは自然で良かったです。
新島の新しい考え方や姿勢が、強制ではなく、自然に八重に伝わっていく感じがして、八重もそれを受け入れる柔軟性と前向きに生きる姿勢がある人ですものね。
それにしても、“ほかに御用は?”に対する“私の妻に・・・”には笑ってしまいました。
事実はどうだったかはわかりませんが、不思議なほど自然で、面白かったです。
つい、先週は川崎尚之助(長谷川博己)と切ない別れをしたばかりだった、ということを忘れていました。
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八重の桜(1)[山本むつみ]
八重の桜(2)[山本むつみ]
八重の桜(3)[山本むつみ]
NHK大河ドラマ「八重の桜」オリジナル・サウンドトラックⅠ [坂本龍一・中島ノブユキ]
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