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「あさイチ」の水谷豊さん

今日のNHK「あさイチ」プレミアムトークのゲストは、水谷豊さん。    
そろそろ「相棒」(テレビ朝日)新シーズンの話題が出てくる頃だったかと思ったら、主演映画「少年H」(8月10日公開)のキャンペーンのためでしたね。    
これまでに、水谷さんの方向音痴などの天然ぶりをたくさん知りましたから、ちょっとドキドキしながら観ていたものです。  

   
   
    
少年H(エッチ)(上巻) [妹尾河童]    
少年H(エッチ)(下巻) [妹尾河童]

 

   
「少年H」では奥さんの伊藤蘭さんとは30年ぶりに夫婦役での共演ということで、蘭さんがVTR出演していました。    
“あきらめないという情熱が昔と変わっていない、ということを確認できました”と言う蘭さん。    
二人でいても、このように別々にいても、二人の間に感じられる空気感が何とも言えないですね。    
番組のラストで、夫婦円満の秘訣は?と聞かれた水谷さん、“信頼より尊敬。信頼は意識しないとできないが、尊敬は気がついたらそうしているから”と・・・。  

   
   
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蘭さんが妻役を引き受けるまでのエピソードが素敵でした。    
水谷さんは、自分が出なくても蘭さんを、と押したようですね。    
さりげなく原作本を読ませ、栞の進み状況まで関係者に報告していたようで・・・。    
原作者の妹尾河童さんが内緒なのについ話してしまったこと・・・。    
正式なオファーがあって初めて、“やってほしいと思っている。還暦(去年)のお祝いに出てくれないか”と話したという水谷さん。    
それに、“本当に私でいいのですか”と答えたという蘭さん。    
   
このエピソードを聞いて、井ノ原さんは“プロポーズみたい”、有働さんは“初々しい恋人同士のような距離感”と・・・。    
こちらも同様な思いがしましたね。    
でも、そのような甘いことだけでは無かったようです。    
“俳優同士、相手の世界を邪魔しちゃいけない”と返した水谷さん。    
夫婦として、俳優として、というか、人として凄いなと思わせられましたね。    

 

    
刑事貴族2 DVD-BOX 1 [水谷豊]    
刑事貴族2 DVD-BOX 2 [水谷豊]  

 

 

10代で主役デビュー(「バンパイヤ」1968年・フジテレビ)したけれども、自分には別の世界があるのでは、と思い始めた頃。    
大学受験に失敗しての2か月の放浪生活については、有働さんが「相棒」のテーマをバックに紹介していました。    
有働さんの指導の下、という感じがおかしかったです。    
ひとつひとつ水谷さんに話させたら時間がかかったでしょうね。    
結果的に、お母さんが何事も無かったように受け入れてくれたようですが、白髪になっていたという話には胸に来ました。 

   
 
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23歳の時に、「男たちの旅路」(1976年・NHK)で鶴田浩二さんと共演。    
鶴田さんから“好きなように芝居してくれ。自由に。全部芝居を受けるから”と言われて感激した話をしてくれました。    
その話から、今の水谷さんは鶴田さんの立場で、同じようなことを言っているのではないかと想像したものです。    
それはこちらの思い過ごしではないことを、次の岸部一徳さんのコメントでわかりましたね。 

   
NHKドラマ名作シリーズ 男たちの旅路 第1部ー全集ー    
    

 

VTR出演の岸部一徳さん。    
この番組で一番感激したのはこの時かもしれません。    
何しろ、亡くなった小野田官房長が出てきたんですから・・・というのは冗談です。    
水谷さんを本当によく知っている人なんだなと思わせられました。    
以前、「キネマ旬報」で水谷さんのことを語る岸部さんの記事を読んだこともあって、“盟友”とはこういう人たちのことを言うのだろうと思いましたね。    
   
水谷さんの俳優としての魅力は・・・    
“若い頃から期待されたものを、どこかに脱ぎ捨てて置いて行くということをずっと続けてきて、また違うものを自分で作り上げていく。    
もっとも難しくてもっとも魅力的なことだと僕は思う”    
期待すること・・・    
“立派な優れた俳優さんというところに置かれてしまう。    
そんなところに納まらないで、世間がそう思っていても、打ち破って新しい何かを表現してほしい。    
その時に僕の力が残っていれば、一緒にやりたいな”    
   
そして、岸部さん、「相棒」のゲストがどのドラマよりもいい(演技をする)と語ってくれました。    
それは、水谷さんがゲストをリラックスして演技してもらうような迎え方をして、そのゲストをどう生かすかと同時に考える人だから、と・・・。    
確かに、ゲストの女優さんが同じようなことを語っていたことを思い出しました。    
岸部さん、やはり無理とわかっていても「相棒」に戻ってほしいですね。    
「相棒」には“重し”が必要です。   
 

   
沢田研二 LIVE 2011~2012 GUEST : 瞳みのる・森本太郎・岸部一徳 
   
       

 

蘭さんはVTRの中で、水谷さんを“底がつきない人。泉のようにエネルギーが沸いてくる”と語っています。   
番組中、やはり少し天然が入って楽しそうにトークをしていた水谷さんですが、最後は蘭さんや岸部さんの言葉を受けて、俳優としての有り様を語ってくれました。    
“自分を変えている意識は無い。誰と出会うか、誰と仕事をするか、何をするか”    
“自分がわからない状態でいる。その方が可能性がある。自分をわかった気になると飽きる。人との出会いが大切だけれども、その前に自分との出会いを大切にする”    
“俳優とは、その人そのものに見えること。考えていることとか計算が見えない、その先の世界に行けたかどうかだと思う”

 

   
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