「八重の桜」第37回“過激な転校生”
大河ドラマ「八重の桜」第37回“過激な転校生”
NHK総合 9月15日放送
八重(綾瀬はるか)と新島襄(オダギリジョー)の組み合わせは良いですよね。
二人のやりとりを観ていると、何だかほんわかしてきます。
夫の名を呼び捨てにしたり、洋服に帽子、と当時としたら急進的過ぎたでしょうが・・・。
“何でも経験してみるもの。良いものは良い”
前を向き、何でも吸収していく八重は、過去から解放されたように生き生きしていますよね。
そんな八重とともに歩み、キリスト教に根差した教育を広めることを掲げた襄ですが・・・
常に屈託が無く、おおらかな彼の涙には驚かされました。
前回の予告編でそんなシーンがあって、その時から、ですが・・・。
熊本洋学校を追われた生徒たちを受け入れた襄・・・。
“熊本バンド”などという言葉を初めて知りました。
すでにクリスチャンであること、そして学力の高さで、転校初日から急進的でしたね。
主張していることはわかりますが、元からの生徒が気の毒になったものです。
改革を要求する彼らに退任まで要求される襄は、涙で学校創立の理念を訴えますが・・・。
“学問だけではなく、心を育てる”
わが若き日 [新島襄]
メゾン・ド・ヒミコ [オダギリジョー]
結局、彼らが留まったのは、襄の訴えより八重の手作りの着物のせいだったような気がしないでもないです。
もちろん、気持ちが揺れたときのダメ押しだったのでしょうが・・・。
最初に登場したのが金森役で柄本時生さんでしたが、いつも汚い役だなあ、とちょっと笑ってしまいました。
徳富蘇峰(中村蒼)はここにいたんですね。
八重を面と向かって“ぬえ”と言い放つなんて、かなり衝撃的でしたが、新聞記者志望を打ち明けるなど、いい感じに変わっていきます。
蘇峰については名前ぐらいしか知りませんが、何だか時代が近づいた感じがして、ワクワクしてきました。
新島襄と徳富蘇峰 [本井康博]
行け!男子高校演劇部 [中村蒼]
明らかに前に進んでいる時代に逆行するように、不遇な地位に落ちた各地の士族たちに反乱が起きているんですね。
来週は、西南戦争が描かれるようで、近代化に向かっていく過程で避けられない戦いということなんでしょうが、気持ちが滅入ります。
西郷隆盛役の吉川晃司さんや木戸孝允役の及川光博さんも見られなくなるのか、とミーハー的な気分もありますが・・・。
最近になって、オープニング映像が毎回変わっているような気がするんですが・・・。
最後の方は同じですが、結構気に入って観ています。
福島は「八重の桜」、岩手は「あまちゃん」そして、宮城は楽天イーグルスの優勝・・・。
今年はこの3つが注目されています。
最後まで頑張ってほしいものです。
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