「八重の桜」第38回“西南戦争”
大河ドラマ「八重の桜」第38回“西南戦争”
NHK総合 9月22日放送
今回は観る前からちょっと憂鬱だったんですよね。
時代に逆行するように、また戦争が始まるわけですから・・・。
ドラマも後半になって、それぞれの深い傷を抱えたまま、それでも明るい希望に満ちた時代が始まったように見えてホッとしていたんですが・・・。
それにしても、2度も泣かされるなんて思いませんでした。
ひとつは、佐川官兵衛(中村獅童)の、最後まで会津武士の誇りを持ち続けて、壮絶に戦った後の穏やかな死に顔・・・。
“10年前は賊軍だったのに、今は官軍”
心の内が伝わる言葉でした。
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ふたつ目は、達観したような穏やかな表情で、すべてを一身に背負って逝った西郷(吉川晃司)。
山川浩(玉山鉄二)の“なぜ”に答えること無く、使い捨てにされ行き場を失った士族たちの上に立ったまま・・・。
西郷隆盛が今も鹿児島の英雄として尊敬されいるのがわかるような気がしました。
それぞれに亡くなるシーンで泣いてしまいましたが、贔屓の俳優さんが次々いなくなる寂しさも重なったのかもしれません。
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木戸孝允(及川光博)も西南戦争のさなかに亡くなるんですね。
戦いではなく病気でだったらしいのが、ちょっと救いのような気がしたものです。
それにしても、急にやつれていて、すぐに亡くなってしまいました。
大久保利通(徳重聡)はナレーションだけでしたから、ちょっとはマシでしたが・・・。
及川さん、その後の「半沢直樹」(TBS)で元気な姿を観られてホッとしたものです。
ちなみに、大変な人気の「半沢直樹」でしたが、私は東京編に入ったところで挫折しました。
昨日の最終回、ラスト20分ぐらいを観ましたが・・・。
やはり、男たちの、俳優たちの静かな熱を感じさせた「ハゲタカ」(2007年・NHK)のほうが好きですね。
あくまで個人的な感想です。
ファンタスティック城の怪人 [及川光博&THE FANTASTIX]
獅童さんも吉川さんも及川さんも、一気にみんな居なくなって、どうしようと思ったんですが・・・。
伊藤博文役で加藤虎之介さん、山県有朋役で猪野学さんが登場して驚かされました。
加藤さん、昨年の大河ドラマ「平清盛」にも出演していて、2年連続です。
西光役の強烈な印象が残っていますが、こんなことがあるんですね。
猪野さんは、なんといっても「ピュア・ラブ」(2002、3年・TBS系)の陽春役の印象が強いです。
はまり役って、本人はどう感じているんだろうと思ってしまいますが・・・。
二人とも、このドラマではあまり重要な役では無いんでしょうが、注目して観ていきます。
今回は、主役の二人・八重(綾瀬はるか)と新島襄(オダギリジョー)が目立たない展開でしたが、それは仕方がないでしょうね。
ラスト、女学校の生徒3人の反乱?が、先週の男子転校生と同じパターンのようで、笑ってしまいました。
わが若き日 [新島襄]
メゾン・ド・ヒミコ [オダギリジョー]
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