「八重の桜」第40回“妻のはったり”
大河ドラマ「八重の桜」第40回“妻のはったり”
NHK総合 10月6日放送
今回の主役は新島襄(オダギリジョー)でしたね。
八重(綾瀬はるか)の嘘がちょっと絡んではいましたが・・・。
政府から命じられた廃校問題を何とか乗り越えられても、外国人教師たちからは伝道師育成に対する不満を突き付けられる襄。
その苦悩する姿を、学生たちは弱腰だと非難をしてストライキに・・・。
あの責任を感じて、自分の手を打ち続けるシーンは、正直芝居がかった感じがしたものです。
最後の“八重の桜紀行”で、実際にあったことと知って、ちょっと複雑な思いがしました。
わが若き日 [新島襄]
メゾン・ド・ヒミコ [オダギリジョー]
その前に、第一期生の卒業式がありましたが、金森通倫役の柄本時生さんなどの出演はこれでお終いなんでしょうか。
騒動の責任をとって退学する徳富猪一郎(中村蒼)は、今後も襄と深い関わりが続くようですが・・・。
同じ卒業生の伊勢時雄役の黄川田将也さん、前回出てきて今回で終わり?と思ったら、来週もみね(三根梓)がらみで出てくるようです。
シグナル 月曜日のルカ [三根梓]
行け!男子高校演劇部 [中村蒼 ]
覚馬(西島秀俊)は、京都府議会議員に選ばれて、初代議長にも選ばれるという、人望の厚い実力者になっていることに驚かされます。
彼の演説を聞いていると、八重よりも過去を振り切って、力強く前進する姿勢を感じますね。
これまでに、そんな姿勢が見えるシーンが重ねられてきました。
そのためか、会津時代の彼をほとんど忘れかけていますが・・・。
そんな目の不自由な覚馬の傍に、静かに、でもしっかりと寄り添う時栄(谷村美月)が又印象的ですね。
今回から、襄の両親(清水紘治、香野百合子)が登場しました。
10年ぶりの息子や、八重との夫婦のあり方に戸惑いながらも、そのうちにどこか穏やかな雰囲気になっていましたが、八重に嘘(はったり)をつかせるきっかけになってしまったのには、ちょっと笑えました。
それにしても、大物感がただよう俳優さんがいなくなってしまった感じがしますね。
それを一人で背負ってしまったのか、槇村役の高嶋政宏さんがどんどん悪役の方向へ傾いているようです。
今回一番印象的だったのがオープニング・シーンでした。
伊藤博文役の加藤虎ノ介さん、怒鳴りまくる槇村に対して、白目をむき脅し返すような丁寧な対応に惹き込まれてしまいました。
去年の大河ドラマ「平清盛」の西光役を思い出したものです。
赤い衣姿がいまだに残像として浮かびますが、熱演でしたからね。
今後もチラチラッと出演するのでしょうが、楽しみです。
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