「八重の桜」第41回“覚馬の娘”
大河ドラマ「八重の桜」第41回“覚馬の娘”
NHK総合 10月13日放送
観終わって、八重(綾瀬はるか)と新島襄(オダギリジョー)の出番が少なくて、ほとんど印象に残りませんでした。
襄は、同志社を一国の良心となる人物を育てる私立大学に作り変えると、八重に話したシーンだけ・・・。
八重は、伊勢(黄川田将也)にプロポーズされたみね(三根梓)の複雑な思いに寄り添ってあげるシーンだけでしたね。
それでも、八重とみねのシーンは、久しぶりにみねが覚馬(西島秀俊)とうら(長谷川京子)の娘だったこと、うらとの別れのシーンを思い出したものです。
幼いながら、山本家の跡を継ぐ覚悟をしていたんでしたね。
八重が、“うらの想いは、みねが幸せになること”としんみり諭すシーンは良かったです。
覚馬の存在感が大きくなってきて、主役のようになっていました。
覚馬が会津時代にどのような存在だったか、今に繋がる活躍をしていたかを思い出せないでいるのが、ちょっと残念です。
西島さんの眉間のシワにも慣れてきましたし・・・。
みねが伊勢と旅立つ時の、“行ってきます”のセリフがそれまでのトーンと急に違って、その元気さが心地よかったですね。
みね役の三根さんもですが、覚馬の妻・時栄役の谷村美月さんも同じようなタイプの女優さんに見えます。
跡継ぎの件を立ち聞きして、寂しそうな表情をする谷村さん、良かったですね。
三根さんや谷村さんのような女優さんが、個人的に好きなようです。
決して派手ではないですが、しっかり女優をしている感じがしますから・・・。
今回は、伊勢とみねの話よりは、覚馬と槇村正直(高嶋政宏)のシーンが印象的でした。
京都の近代化に覚馬を登用したものの、敵対関係のようになって、それでも最後はお互いを認め合っていたことを確認し合う終わり方でしたね。
回が進むにつれて、槇村がどんどん横暴な言動になってきて、ちょっと引き気味になって来ていたのですが、今回で退場のようです。
ラストの八重の桜紀行で、槇村の偉業を知って、何とも複雑な気分がしました。
ドラマと史実とは違うことを、この紀行部分で思い知る事が多くて、自分の勉強不足を脇に置いて、複雑ですね。
このところ、オープニングで伊藤博文役の加藤虎之介さんが登場することが続いています。
岩倉具視(小堺一機)がかなりの策士であることはこれまででわかりましたが、伊藤博文が同じようなのには意外でしたね。
歴史が一変した激動の時代には、そうじゃないと務まらなかったとは思いますが・・・。
大隈重信(池田成志)が登場したと思ったら、あっという間にいなくなってしまって、あっけにとられてしましました。
一枚岩ではない混沌とした政界に、過去の出身藩の違いを色濃く引きずっている様子を感じたものです。
今回は、思いのほか加藤さんの出番があって、ミーハー的に喜んでしまいました。
ストーリーとは関係ないですが、八重の洋服が印象的でした。
ファッションにはほとんど興味のない私が、襟の上から白いレースを垂らして胸の部分でアクセサリーで止めたスタイルには目が行ってしまいました。
衣装(だけでは無いでしょうが)にかなりこだわりが感じられて、さすが大河ドラマだと思ってしまいましたね。
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八重の桜(2)[山本むつみ]
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