「相棒season12」第1話 初回2時間スペシャル“ビリーバー”
「相棒season12」第1話 初回2時間スペシャル“ビリーバー”
テレビ朝日 10月16日放送
相棒 season 11 DVD-BOX 1 (6枚組)
相棒 season 11 DVD-BOX 2 (6枚組)
「相棒」の新シーズンが始まりました。
正直言って、これほどに、“待ちに待って”とならなかったシーズンは無かったですね。
出だしは、やはり当然のように前シーズンを踏まえて、甲斐(成宮寛貴)の軽さはともかく、右京(水谷豊)も同様で、引き気味で観始めました。
それも、捜査一課の一人・三浦(大谷亮介)のエピソードで、一気に入り込めましたが・・・。
警部補試験を受けて、係長になっていたんですね。
伊丹(川原和久)とのやりとりが楽しいし、新鮮な空気を感じて、”これは、これは”と期待してたんですが・・・。
まさか、ラストで重傷を負ったための退職なんて、ショックでしたね。
舞台中心に活躍している大谷さん、とうとうそちらに専念することになったのでしょうか。
最後に来て出番が多く、三浦らしいシーンがあちこちに散りばめられていたのは、スタッフの配慮が感じられて良かったです。
長年の功績が大ですから・・・。
花の里で、右京と酒を酌み交わす、二人の間には彼岸花が・・・というシーンが好きですね。
モルモット [三輪ひとみ] *大谷亮介 出演
*俳優・大谷亮介の一言 記載
私を変えた一言 [原田宗典]
と、三浦の話からというのもおかしいでしょうか、ね。
甲斐がおかしくなった?という導入シーンには、この先どうなることかと思いました。
尾行する右京というのも変な感じでしたし・・・。
動画サイトに字幕が流れるシーンは、まさに今風なのでしょうが、正直うんざりしましたね。
ストーリーは、劇場版PART1を思わせました。
警察庁次長・甲斐峯秋(石坂浩二)が過去に関わった誘拐事件が今回の事件の発端ですが・・・。
ここに来て、石坂さんの存在感がやっと見えてきましたね。
峯秋にしても、石坂さんにしても、なかなかの役者ぶりという感じがしました。
父親への複雑な想いや葛藤で、最初から事件を調べていた息子・甲斐の、事件解決後の心境などがあまり伝わってこなかったのが残念でした。
俺はご先祖さま DVD-BOX デジタルリマスター版 [石坂浩二]
事件自体は、そんなに複雑でもなく、私などでもよくわかりました。
これまでは2度観しないと、これを書けないことが多かったですが・・・。
誘拐事件の被害者が射殺されるシーンが何度も映されたのは嫌でしたね。
延々と流れる、あの動画の字幕も嫌でしたが・・・。
火の玉大王役の忍成修吾さんはいつもこんなエキセントリックな役が多くて、損な気がします。
黒幕?新聞記者・猪瀬役の石田卓也さん、初めて観たので、こんな大役を?と思ったのですが、活躍している俳優さんなんですね。
朝ドラ「ごちそうさん」にも出ているようですが、まったく気がつきませんでした。
それにしても、右京たちに追い詰められても、あの表情でぎりぎりまでシラをきっている姿があまりに自然で、犯人じゃないと思ってしまったものです。
事件を追う甲斐、捜査一課の今までにないほどの出番(これは嬉しかった)に隠れて、途中右京の存在感が薄くなっていましたね。
さすがに最後の真相追及シーンはやはり独壇場で、犯人への激高シーンのプルプルも見せましたが・・・。
今回の主役は、やはり三浦でしょう。
そして、陰で男泣きする伊丹、それを離れて見守る芹沢(山中崇史)でしょうね。
右京が見舞いに行ったもののあっさり去り(言う言葉が無かった)、甲斐が深々と頭を下げるシーンも良かったですね。
セリフのやりとりや動きだけで成り立つ、面白いドラマもありますが、言葉に表せないものがある、そこをただ静かに映すだけで視聴者は感動するドラマもあります。
それにしても、右京が火の玉大王の部屋に押しかけて名乗った名前が“亀山薫”・・・思いがけなくって、これは嬉しかったですね。
刑事貴族2 DVD-BOX 1 [水谷豊]
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